過去記事のまとめ

ハーブ解説 過去記事まとめ Part21

meadowsweet

真っすぐ伸びる強靭な茎を持ち、1.2mまで成長します。葉の縁はぎざぎざしており、表は濃い緑色、裏は薄い緑をし、アーモンドに似た香りがあります。また、小さなクリーム色の花が集まった花序にも甘い香りがあります。

主な成分:サリシン

この成分は、消毒作用と利尿作用があり、特に優れているのは抗炎症作用で、胃酸過多や胸やけ、胃炎、消化性潰瘍に対して効果的です。

湿気の多い森や牧草地、沼地、川岸でよく育ち、ヨーロッパの全土に自生しています。花盛りは7月です。

各種利用法

健康

消化器系の炎症に効果があり、胃酸過多や下痢、十二指腸潰瘍などに活躍します。さらに、関節炎にも利用されるほか、穏やかな利尿作用もあり、尿道炎や膀胱炎など、にも活躍します。

ハーブ療法士の中には、タンニンなどの緩衝作用がある成分を含んでいるため、アスピリンによる内出血を防ぐことができ、含有成分のバランスが優れているハーブのほうが、体への負担が少ないと主張する人もいます。

歴史

メドウスィートは花と葉それぞれが良い香りをしていたため、中世の時代ではストローイングハーブとして人気がありました。また、発酵させた蜂蜜酒の香り付けにも利用されました。

1890年代、ドイツ人の科学者によってヤナギの樹皮とメドウスイートからサリチル酸が単離抽出され、その後製薬会社によってアセチルサリチル酸塩が人工的に合成されました。これが現在のアスピリンです。

アスピリンのメリットとデメリット

アスピリンは現在でも使われ、様々な症状の特効薬として使われています。しかし、アスピリンにはある欠点があり、内出血を引き起こしてしまうのです。

細かいメカニズムは省略しますが、大まかに言うと人の体内にある血小板を作る酵素をアスピリンは阻害してしまい、血液が固まらなくなってしまいます。結果、内出血を引き起こしてしまうのです。

主な作用

主に更年期や月経といった女性特有の症状に効果があるほか、中枢神経を鎮める作用もあります。

特徴

高さ1~2mまで成長するハーブで、薬効があるのは根の部分です。落葉樹のあるところでよく育ち、5月~6月に小さな花が集まって咲きます。

有効成分があるのは北アメリカのインディアンの人々に昔から知られ、女性の健康問題に効くことから、「女性の根」という別名もあります。

各種利用法

健康

更年期のほてりや寝汗、動悸、頭痛、不眠、情緒不安定、落ち込みといった症状から、けいれん性の生理痛や卵巣の痛み、PMS(月経前症候群)、PCOS(多嚢性卵巣症候群)などに他のハーブと一緒に利用されます。また、ストレスを始め、イライラなどの神経過敏、骨関節炎やリウマチといった痛みから、耳鳴り、めまい等にも活躍します。

ハーブティー

穏やかな土の香りがし、やや苦味があるため、他のハーブと一緒にブレンドしましょう。

歴史

米国初期の入植者たちも、この根を月経不順や出産時に利用し、その後1940年代の研究でいくつかの有効成分が単離抽出され、エストロゲン作用があることがわかりました。その10年後のドイツの調査で、更年期障害に対する天然の薬であることを証明しました。

Humuls lupulis

読み方:フムルス・リプリス
高さ6~8mまで成長する蔓性多年草で、ビールの原料としておなじみです。春に地下茎を伸ばし、掌状の葉が対生します。

雌雄異株で、雄花は目立たない薄黄色の花で、雌花は穂のような形で松かさ状をしており、毬花という別名もあります。さらに、雌花の基部にはルプリンという黄色い粒子ができ、これがビール造りに利用されます。

各種利用法

料理

シェリー酒に浸ければ食前酒になるほか、花を発酵させて天然の酵母を作ることも可能です。さらに、ショウガやレモン、砂糖などを加えたドリンクも製作できます。

ハーブティーとしても利用できますが、苦味が強いため他のハーブとブレンドして食後に飲むことをオススメします。

健康

落ち着かない、ザワザワするといった不安や神経が高ぶった状態を鎮める事ができ、特に不眠にパッションフラワーやキャットニップと一緒にブレンドして利用されることが多いです。

鎮静作用や健胃作用に優れ、神経性の胃痛や胃痙攣、過敏性腸症候群(IBS)といった症状に活躍します。

歴史

古代エジプト時代にはすでに登場しており、当時は薬草として利用されていました。ビールの香り付けとして使われ始めたのは15世紀頃で、それまではアニス、ミント、シナモン、クローブ、ヨモギ、ホップを混ぜた「グルート」と呼ばれる香味剤が使用されていました。

最古の栽培記録としては736年のドイツ、バイエルン地方のハラタウという地域で、当時盛んに栽培された理由としては、口当たりの爽やかさに加え、雑菌の繁殖を抑える力が認められたためだとされています。

1516年に入ると、バイエルン公ヴィルヘルム4世によってビール醸造には大麦、水、ホップ(16世紀には酵母も加えられた。)の3種類のみを用いるという「ビール純粋令」が公布され、これが現在のビールづくりの原点となります。また、当時のキリスト教の教えでは「ビールは液体のパン」、「パンはキリストの肉」という考え方から修道院では断食が行われ、「生命の水」、「活力の源」として栄養補給に使われました。

16世紀の文献

当時の文献にはホップは人を憂鬱にさせ、性欲を減退を招くという記述が残っており、「危険なもの」として書かれていました。その理由として、英国の伝統的な香り付けのハーブに対し、対抗意識を燃やしていた為だと考えられます。

ちなみに、イギリスにホップが導入されたのは、ヘンリー8世統治下の元、大陸から導入されました。

あとがき

メドウスイートの花言葉は「実らぬ恋」「無益」「いつかわかる価値」とどれも切ない意味となっていますね

ブラックコホシュは「恋の始まり」という意味合いを持ち、意中の異性に渡すのもロマンチックかもしれませんね。

ホップは「希望」「信じる心」「天真爛漫」という意味の花言葉で明るい今井を持つ一方、「不公平」「不正」「不法」というマイナスな意味合いもあります。

Humuls

ラテン語で「大地」を意味し、地面を這う様子から付けられました。

lupulis

「小さな狼」という意味で、他の植物に絡みつき、実害を与えるためです。

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

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