過去記事のまとめ

ハーブ解説 過去記事まとめ Part26

トウアズキ

アジア原産の灌木で、落葉、半常緑、常緑の品種など多岐にわたります。英名のインディアンリコリスという名前は、甘草と同じように砂糖の約50倍の甘さを含むグリチルリチンという成分があるためです。

また、先住民族のトゥーピークグアラニー族はこの豆をjekiriti「幸運の豆」と呼んでいます。

各種利用法

薬用

葉には鎮静作用がありますが、種子は猛毒で、非常に危険。喉の痛みに内服することが可能です。種子は催吐剤や刺激剤、堕胎薬になります。外用で使う場合は坐骨神経症や脱毛、皮膚疾患、ハンセン病神経衰弱に有効とされています。

種子は何度も書きますが猛毒で、1粒で痙攣を引き起こし、嘔吐、流産、不妊、昏睡を引き起こして死に至るので、絶対に使用してはいけません。

同様に根もかつてはリコリスと同様に扱われていましたが、有毒成分を含むので、使用は勧めかねます。

栽培

園芸品種ですが熱帯原産な為寒さには弱いです。日光及び半日陰で水はけがよく、砂混じりの肥沃な土を好みます。最低気温は16℃。花を咲かせるには21℃以上が必要です。

繁殖させるときは冬の終わりに種を蒔く(24時間前に水につけてふやかしましょう)か、半熟枝差しで増やしましょう。

歴史

かつてダイヤを計量する時に初めてこの豆が計量に使われ、その名残として現代でも宝石の大きさを量るときの単位が「カラット」となりました。

南米の一部と南西諸島付近では、この種子で作られたネックレスを病気よけとして乳幼児に付ける習慣があります。また、装飾用及びロザリオのビーズとして使われ、世界中で人気があります。

Alchemilla vulgaris

読み方:アルケミア・ウルガリス
50cmまで成長する多年草。葉の縁はのこぎり状でビロード状の薄い毛がはえるのが特徴です。6月~9月にかけて房状の小さな花を付けます。

各種利用法

薬効

女性疾患に関わるハーブの一種で、特に子宮内膜症や子宮筋腫に加え、月経周期の乱れに使われます。さらに消化器系にも働きかけ、下痢などの消化器系の感染症にも有効です。また、外用としておりものや膣の炎症にも利用されることがあります。

歴史

「レディースマントル」の名付け親はドイツ人の植物学者で、女性の症状に使われることが多かった為聖母マリアの名前から「レディ」。葉の形がかつて女性が身に着けていたマントに似ていたため「マントル」。この2つの単語が組み合わさってレディスマントルという名前になりました。

この葉に水が落ちると完璧な球状になるため、中世の時代の人々はこの雫に魔力がこもっていると信じられ、集めて飲まれていました。

余談ですがバッチ・フラワーレメディーという自然療法も「花のエネルギーを水に転写して体内に取り入れる」という植物の力を利用するという点では似通っていると思います。

https://www.herbainformationstore.com/2020/02/12/%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%81%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%ac%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%80%801/

https://www.herbainformationstore.com/2020/02/13/%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%81%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%ac%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%80%802/

学名の由来

Alchemilla

錬金術という意味です。

vulgaris

普通のという意味になります。

その他の品種群

Alchemilla (アルケミナ・アルピナ)

特徴

匍匐性の根と長い茎葉を持ち、葉の裏側に細かい毛が密生しているのが特徴です。主にロックガーデン向きのハーブです。

女性の諸症状に効果が期待でき、更年期や下痢に内服することができます。ハーブ療法で利用でき、抜歯後の歯痛、皮膚の痛みや軽いキズにはスキンローションとして使用することが可能です。

Alchemilla xantholla(アルケミア・クサントラ)

特徴

7~11枚に分かれる枝と木質化する根茎が特徴です。この品種は晩春から初秋に花を付けます。

外用として利用でき、膣のおりものや、外陰部の痒みに利用できます。

Twitter開設したので、この記事が役立ったと思った方は、いいねやフォローして下さると嬉しいです。⇒@kemu26559875

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。