過去記事のまとめ

ハーブ解説 過去記事まとめ Part31

モックライム

主にアジアと太平洋の島々に分布しており、常緑高木と低木の250種類が存在しています。花は素晴らしい香りがあり、ドライでも香りが持続するのが特徴です。

熱帯では垣根に使われ、オレンジジャスミンの代わりに植えられることもあります。

品種によっては大きな果実を付け、地元では料理に使われるほか、薬効がある品種もあり、インドネシアでは熱病とハンセン病の治療にも使われることもあります。

各種利用法

薬用

解熱作用があり、発熱やけいれん性の病気、更年期障害に内服することができます。

栽培

亜熱帯地域が原産なため寒さに弱く、15~18℃の気温を維持しましょう。日向及び半日陰で水捌けの良い肥沃で保湿性の高い土壌と、暖かく湿気の多い環境を好みます。

収穫は成長期に摘み、ドライかフレッシュで煎じ薬にしましょう。花は開いたら摘み、成分抽出液や香りの製品に加工しましょう。

実用

中国茶と合わせる他、線香やポットポプリといったものに加工できます。

ニワウルシ

高さ1mまで成長し、銀色がかった葉を付けます。雌雄異株で雌木には暗紅色のプロペラがついた実が房なりに実ります。

成長の早い落葉樹で、元は中国が原産です。1751年にヨーロッパへ伝わり、大気汚染に耐性を持つのが特徴です。

非常に苦く、その苦さは吐き気を容易に催すほどですが、最近の研究で、抗マラリアや抗新生物(抗腫瘍)作用があることが判明しました。

フランスでは、布地のシルクシャンタンの原料である蚕の飼料として利用されています。

各種利用法

薬効

収斂性のハーブで、解熱、鎮痙、心拍低下作用に加え、マラリアや喘息、動悸、下痢、赤痢、内痔核やサナダムシの駆虫に内服することができます。

栽培

寒さに強く、日向か半日陰の環境を好みます。土は水はけがよく脆い土が適しています。繁殖には種子をまくか根ざしにをしましょう。

低木にする場合は春に短く切り詰めると良いでしょう。樹皮を剥がして乾燥させ、煎じ薬かチンキ剤に加工しましょう。

学名:airanthu

読み方:アイランス

意味:アンボイナ語で神の木を意味するailantoに由来します。

アジュガ

高さ30~60cmの常緑、半常緑多年草で、花壇や公園などに植えられます。地面を覆うように成長するので、グラウンドカバーに向いています。

栽培のポイント

寒さに強く、痩せた土地でも生育可能です。繁殖には春か秋に種をまくのが良いでしょう。湿った日陰ならばいつでも株分けで増やすこともできます。

利用法としては、葉は夏に摘んで乾燥させ、成分抽出液に加工しましょう。

品種群

ajuga chamaepitys

読み方:アユガ・カマエピティス

特徴

刺激、利尿作用のあるハーブで、主に泌尿器系や子宮に作用します。薬用としては、痛風やリューマチ、月経困難に利用可能です。

ajuga reptans

読み方:アユガ・レプタンス

特徴

穏やかな鎮静作用と収斂作用を持ち、弱めの下剤としての効果もあります。外用薬として打撲、外傷、腫れ物に有効です。

ajuga remota

読み方:アユガ・レモタ

特徴

アフリカでは高血圧の治療に使われます。また、がん治療と有害物質の抑制に欠かせない成分を含みます。

歴史

中世の時代、ロンドン薬局方解説では外傷に効く煎じ薬の一つに数えられ、特にニコラス・カルペパーのお気に入りのハーブでした。

当時の記録に、内服用のシロップと外用の軟膏、硬膏が手放せなくなると記述が残っています。

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