過去記事のまとめ

ハーブ解説過去記事まとめ Part36

カシューナッツ

実が食用として食べれることで有名ですが、それ以外の部分にも薬効があり、様々な使われ方をするハーブです。主な産地は中南米や西インド諸島で、寒さに弱い非耐寒性の高木です。

各種利用法

利用部位:葉・樹皮・実・種子

食用

果実は牛乳の代用になるカシューミルクに、種子は香りがよくそのまま食べてもよし、料理に使ってよしの食材です。

実用

殻から取れるオイルはブレーキランニングオイル、合成ゴム、木材や紙の防虫剤としても利用されます。

薬効

樹皮と葉のエキス、実のジュースは内服することで、下痢、インフルエンザに効果が期待できるほか、アフリカの南西部の民間療法では葉と樹皮の浸剤が利用され、外用として歯と歯肉痛にも使われることがあります。

また、生の殻から抽出されるエキスは、ハンセン病、白癬、イボ、魚の目に塗ることで症状を和らげることが可能とされています。

オイルは皮膚に付着するとかぶれてしまうほか、気化したオイルを吸入すると刺激を受けるので、気をつけましょう。

栽培

日向で水捌けの良い砂地で湿潤な環境を好むほか、最低気温18℃以上。さらに生長期には十分な湿気が必要です。

葉は随時摘み取り乾燥させ、実は果肉とジュースに、殻からオイルを絞ることが可能です。

アナキクルス

高さ30cm、幅25~30cmまで成長する比較的小型の植物です。デイジーに似た花を咲かせますが、見分け方として、この品種の裏側には赤い筋があるので判別しやすいと思います。

デイジー
アナキクルス

各種利用法

利用部位:根

薬用

唾液の分泌を促し、組織を刺激してその部分の血流を良くする働きがあります。また、外用薬として歯痛、顔面神経痛、慢性カタルの症状に利用できます。

ジョチュウギクと混同しないように気をつけましょう。

ジョチュウギク

栽培

寒さに強く、日向で水捌けの良い環境を好みます。繁殖方法は、春か秋に種を蒔くか、挿し木を行いましょう。薬効を利用する場合は秋に根を掘り上げて乾燥させたものを煎じ薬、トローチ、チンキ剤、粉末に加工しましょう。

歴史

日本ではあまり馴染みありませんが、アラビアやヨーロッパの植物療法士の間では中世から現代に至るまで使われているロングセラーなハーブです。イギリスの植物療法士ニコラス・カルペパーも使用を勧めていました。

ルリハコベ

同じ品種の中にはアカハナルリハコベとい品種も存在し、当時は青い品種の雌株だと考えられていました。属名のpoor man’s weather-glassという名前は、天気予報に関連し、光や温度によって花が開いたり閉じたりすることから名付けられました。

匍匐性の一年草及び多年草で、高さは2~5cmと低いですが広がりは15~30cmです。夏にサーモンレッドや青い花を咲かせ、四角い茎と卵型の葉が特徴です。

各種利用法

利用部位:全草

薬用

解熱、去痰、利尿作用があり、伝統薬として結核や肝機能不全、かんしゃく、リューマチの伝統的な内服薬がありますが、安全性に問題があり、現在では研究目的のみ利用されています。また、外用薬として、顔の艶に良い「ピンクパーネル水」というのも存在しています。

刺激性のサポニンを含み、この成分は抗ウィルス作用がありますが、有毒なククルビタシンを含んでいます。

栽培

日当たりが良く、乾燥するくらいの水捌けの良い土か、砂質の土壌を好みます。繁殖には気温16~18℃の頃に種を蒔くと良いでしょう。

収穫は夏に全草を刈り取り、生のまま利用するか、乾燥させたものを浸剤や抽出液、チンキ、粉末に加工して利用しましょう。

歴史

古代ギリシャ時代では薬用ハーブとして珍重されていましたが、現在では成分が明らかになったため今日では廃れてしまったハーブです。

anagallis
読み方:アナガリス

ギリシャ語で「笑うため」というanagelasuという単語が由来です。

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