過去記事のまとめ

ハーブ解説過去記事まとめ Part56

はじめのご挨拶

皆さんこんにちは。

今回はミントという名前ですがミントの仲間ではないカラミント、日本人には馴染みの深いお茶の2種類を解説していきます。

Caramint nepeta

7種類ほどがヨーロッパから中央アジアに分布している草むら状に茂る多年草。長い匍匐性の根茎はハッカ属に共通しており、直立して枝分かれする茎には、ペパーミントに似た香りのする卵型の葉が付き、夏には長さ6mmの淡い藤色に白味がかった筒状花が群れになって咲きます。

各種利用法

薬用

芳香性のハーブで神経系の強壮、子宮刺激、消化機能改善作用があり、内服することで胃弱、神経の緊張、憂鬱、不眠、月経痛に有効です。

ペニーロイヤルミントなどに含まれる成分プレゴンという成分には、流産を引き起こすため、妊娠中の使用は禁忌です。

栽培

園芸品種で耐寒性があります。日当たりの良い中性かアルカリ性の土壌を好み、繁殖には春か秋に温室などで種を蒔くか、初夏に挿し木をしましょう。

ユーラシア大陸原産のC.nepetaは草地や小川のほとりのそばで成長します。他にも乾燥した日当たりの良い花壇や、コンテナで香りを放つ種類もいくつか存在します。

歴史

中世の時代では薬としての一面が強かったが、今日ではもっぱら観賞用として利用されることが多いです。ニコラス・カルペパーによれば、”妊娠を妨げ、女性器官に激しい作用を及ぼす”とあり、同じ意見では、1775年に出版されたIrishu hirbal(アイルランドのハーブ)にも記載されており、”死亡した胎児を排出するのに使用していた”と記述されていました。

その他の品種群

Calamintha sylvatica

カラミンタ・シルウァティカと読む、寒さに強い根茎性の多年草です。ミントのような鋸歯と柔らかい毛に覆われており、盛夏から初秋にかけて濃い斑点のある淡い藤色の花が咲きます。C.nepetaと同じような成分を含み、料理では焼肉や傷んで臭みのある香味料に使用されたとか。

Charamintha nepeta “subsp nepeta”

C.nepetaの変種で、基準種よりも大きいのが特徴です。

Cammellia chinesis

カメリア・キネシスと読み、私達が普段飲んでいるであろうお茶の原料です。100から15種の栽培品種があり、特に商業上最も重要とされているのが、この品種です。

学名のCammelliaはイエズス会所属の薬剤師、ジョージ・ヨセフ・カメルという人物にちなみ、フィリピンに自生する植物の歴史を本にまとめた人です。

 

固い艶のある葉を持つ常緑低木で、冬の雄しべが密生する直径約2.5cmの白い花が葉の脇に生えます。その後、大きな油室の種子を結びます。

各種利用法

ハーブティー

数種類の製品が知られており、私達日本人にはおなじみの緑茶、茶葉を発酵させたものがかつては戦争の原因となった紅茶、さらに本場中国では沢山の種類がある中国茶、さらに烏龍茶を蒸留したアブソリュートティーなるものもあるようです。

薬用

豊富なポリフェノールを含むことが知られており、抗酸化作用に優れています。そのため心臓疾患や脳卒中、がん予防に効果が期待できる反面、10~24%のタンニンを含んでいるため食道がんのリスクが高まるという一面もあります。タンニンはお茶にミルクを入れることで中和することが可能です。

下痢、赤痢、マラリア、胃腸炎などの症状には内服し、眼のただれや軽いキズ、虫刺されには外用することが可能です。

栽培

栽培品種で耐寒性があります。日向か半日陰で湿った肥沃な土地を好みます。繁殖は種子が熟したら春の15~18℃頃に蒔きましょう。夏にまく場合は、最低気温18℃以上がベストです。乾燥し種子を使う場合は芽を出しやすくするためにヒビを入れておく必要があります。また、チャノキはは1mの高さに刈り込むのが普通です。

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