過去記事のまとめ

ハーブ解説過去記事まとめ Part71

はじめの挨拶

皆さんこんにちは。

今回ご紹介するのはどちらも北米先住民が薬として使用していたハーブです。過去の先人の知恵の一端に触れることができるのは数あるブログの中でもここだけです。

Chimaphira

低木性の常緑多年草6種が北米東部やヨーロッパ北部、に分布し、日本の中部地方でも見られます。葉や艶のある美しい花を持ち、数種がロックガーデンやグラウンドカバーとして栽培されているのです。

学名:キマフィラ・ウムブラ 俗称:Prince’s pine ウメガサソウ

根茎性の多年草です。根茎は匍匐性で、細い茎から艶のあるギザギザの葉が輪生に出ており、夏には直径1cmのピンクがかった白い花が3~10輪まとまって咲くのが特徴です。

属名はギリシャ語の「冬」Cheimaと「愛」pheileoを語源としており、この植物が冬まで保つことに由来しています。

各種利用法

料理

かつては伝統的なルートビアーに加えれられていました。

薬用

北米原住民にとって非常に重要なハーブで、リューマチを含む様々な症状に利用されてきました。

苦味のある収斂性と冷却性を併せ持つ薬草で、腎臓と脾臓の強壮作用があります。主な使い方として、尿路感染、前立腺炎、腎臓結石、関節炎、リューマチに内服されています。

この植物は後の入植者、特にペンシルヴェニア・ジャーマンに腎臓疾患、リューマチに有効な強壮利尿剤として広まりました。

また、ニワウルシ同様にキニーネ・グリコシドを含んでいますがこちらは収斂性が弱く、利尿性が強いという点から長期間に渡って利用することが出来るという利点があります。

栽培

野生種で耐寒性があります。日陰で水はけの良い酸性の土壌を好みます。繁殖には秋にタネをまくか、春に株分けをしましょう。収穫は花が咲いたら全体を、または葉を生長期に摘み取り、乾燥させて成分抽出液や成分浸出液、チンキ剤に加工しましょう。

Chionanthus virginics

読み方:キオナントゥス・ウィルギニクス
属名:ナンジャモンジャ

ほぼ非耐寒性の落葉高木と低木約120種が東アジアの熱帯と亜熱帯、オーストラリアや北米東部にまた、マダガスカルにも2,3種類分布しています。

学名はギリシャ語で「雪」を表すchionと「花」を表すanthosが合わさった言葉です。

ここで取り上げるChionanthus virginicsは、初夏に香りの良い美しい白い花を円錐花序に咲かせる灌木または低木で、長さ5~10cmの卵型の葉をつけます。また、花をつけるのは、2年目の枝で花後に青紫色の実を結びます。

各種利用法

薬用

肝臓や胆嚢疾患に対して現在最も信頼されている治療薬の一つです。この植物も北米先住民の伝統薬として利用されており、マラリアや外傷用の湿布薬でもあります。

苦味のある強壮生、変質性のハーブで利尿作用と緩下作用があります。黄疸、慢性肝炎、膵臓炎、脾臓機能亢進症、肝機能障害、片頭痛に内服されているのです。

栽培

園芸用の品種で、耐寒性があります。日当たりがよく水はけの良い湿った土壌を好み、繁殖には秋に種を蒔きます。種子の保存には層積法という方法を用いて保存しましょう。収穫は根皮を必要に応じて剥ぎ取り、乾燥させたものを成分浸出液、成分抽出液、チンキ剤に加工しましょう。

あとがき

今回の記事はいかがだったでしょうか?どちらも冬にちなんだハーブで先人たちの名前のセンスには脱帽です。

それでは今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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