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ハーブ解説 Part266

Hedeomaとは?

アメリカ原産のミントに似たシソ科の植物で別名スクウォーミント、アメリカンペニーロイヤルとも呼ばれます。

特にダコタ州の西側やアメリカ東部の林に自生してることが多いです。

学名の由来は香りの良い花に由来し、ギリシャ語で「甘い」hedysと「香り」のosmeに因みます。

続いて生態についてご紹介。

ヘデオマの生態

一年草と多年草38種が存在し庭木としてはあまり映えませんがハーブガーデンではよく見ます。

今回取り上げるHedoema pulegioides(ヘデオマ・プレギオイデス)は一年草です。

刺激的なミントのような香りがし、夏に葉の脇から写真のような小さい藤色の花が咲きます。

次に利用法についての解説です。

ヘデオマの利用法

利用部位:全体・オイル

薬用

刺激的な香りのあるハーブで具体的な薬効は以下の通り。
・下剤
・発汗促進
・子宮の刺激
・消化機能の向上

次の症状に利用することが可能です。
・風邪
・ガス
・百日咳
・吐き気
・月経痛
・出産に葉を内服

北米先住民が古くから頭痛や発熱性の風邪、妊娠中絶に用いた歴史が。

後に入植者たちが同じ目的で使用し、一般家庭薬と消化用のハーブティーとして浸透しました。

米国薬局方に登録もされ、当時は薬として用いられていたのです。

エッセンシャルオイルは猛毒なので飲むと死亡することがあります。

実用

ペニーロイヤルミントと似たような成分を持っているので香料に用いられます。

メキシコ北部ではアメリカ同様に消火用のハーブティーとして親しまれました。

近縁種のメキシカンオレガノも香料として使用されているのです。

栽培

寒さに強く日向化半日陰の飛躍な砂地を好みます。繁殖は春に種をまけばOK。

花が咲いたら全体を刈り取り浸出液や抽出液にするか、オイルを蒸留します。

まとめ

  • シソ科で甘い香りがする。
  • 葉は消化促進にいいが精油は猛毒。
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Kemu
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