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ハーブ解説 Part169

今回紹介するのは南米が原産のchenopodiumです。

Chenopodium ambrosioides

読み方:ケノポディウム・アムブロシオイデス 属名:アカザ、ワームシード

一年草、多年草、亜灌木を含む薬150種類存在するうちの一つで、世界中に分布しているアメリカ原産の雑草です。

この品種は広くメキシコ料理で使われていますがあまり知られていないようです。

香りが強い直立性の多年草で、倒披針形の葉をつけ、夏には小さな緑色の花が円錐花序に咲き、黒い種子が入った緑褐色の実を結びます。

また、香りのない品種は昔から食用に利用されてきました。

Chenopodium
各種利用法

料理

メキシコやグァテマラなどの南米では葉がトウモロコシや豆、魚料理の香味料として利用されています。

薬用

収斂、芳香性のあるハーブで、広い範囲に効く駆虫成分を含んでおり、主に動物用の薬として獣医に利用されることが多いハーブです。

主な作用は腸内寄生虫の駆除、殺虫作用に加え、発汗促進、鎮痙、去痰、抗真菌、アメーバ赤痢、喘息、カタルに内服され、回虫や鉤虫、サナダムシの駆虫に有効です。

アスカリドール

この植物に含まれている過酸化物の一種で、エッセンシャルオイルの中で最も毒性が強いと言われ、過剰摂取するとめまい、嘔吐、痙攣作用を引き起こして死に至ります。さらに危険なことに有機酸と混ぜ合わせると爆発することが知られているので、扱いには十分気をつけましょう。

栽培

栽培品種で霜に耐性があります。温暖な地域ではこぼれ種でも増えるほど繁殖力が強いです。日当たりの良い水はけの良い土壌を好み、手入れは成長点を摘んでこんもり茂るようにしましょう。収穫は秋に全体を刈り取り、葉は必要に応じて摘んでオイルを抽出するか、乾燥させたものを成分抽出液、粉末に加工しましょう。葉は必要に応じて生で利用します。

Chenopodium
まとめ

繁殖力が強いため雑草扱い。精油の中ではかなり強い毒性を持つアスカリドールを含み、有機酸と混ぜると爆発する。

あとがき

今回はアカザについて解説をしました。

アカザは日本でも見ることがあり、ただの雑草だと思っていたらじつは強力な作用とポテンシャルを秘めていて、植物も侮れないと感じました。

特に印象に残ったのは有機酸と混ぜ合わせてしまうと爆発するという危険な成分ですが、寄生虫の駆除に役立つ成分アスカリドールで、全ては使い方次第で良くも悪くもなるんだということがわかりました。

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。

拙い記事ではありますがこれからも書き続けますので応援してくれると嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社

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