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ハーブ解説 Part12 ラズベリー

今回はお菓子作りに欠かせない、ラズベリーについて解説します。

主な成分:ラズベリーケトン

果実に含まれる香り成分には、脂肪燃焼や老化防止の効果があるとされています。

特徴

高さ1.4メートルまで成長する、バラ科の植物で、赤い実は甘酸っぱく美味しいです。

各種利用法

料理

お菓子の飾りやソース、ケーキやタルトといった焼き菓子など、お菓子作りのマストハーブです。

健康

実に含まれる酸味の中にある渋みは、タンニンが含まれているためです。このタンニンには引き締める作用である収れん、お腹の調子を良くする緩下作用があります。

栽培

水はけの良い、酸性の土を好み、日光が大好きな植物です。また、非常に成長が早いため、小さな空間ならば、一つで大丈夫です。

歴史

古くから「安産のハーブティー」とされ、出産後に飲む習慣がありました。

学名:Rubus Idaeus 

読み方:ラブス・イデア

Rubus

棘のある低木という意味です。

Idaeus

小アジアのイダ山を指すといわれ、昔はその場所に沢山生えていたからだとされます。

まとめ

  • 実は洋菓子を作るときだけでなく、健康にも良い果物です。
  • 実だけに目が行きがちですが、葉には妊婦さんの産後のサポートに役立ちます。

あとがき

今回はラズベリーについて解説しました。

私自身も、ラズベリーの実だけにしか用途がないと思っていましたが、実は葉にも効果があることを知り、ハーブの奥深さを知る切っ掛けになりました。

みなさんも是非気になったハーブは調べて、自身の手で育ててみてほしいです。育てる楽しさと収穫する喜び、そして新たな知識を得られると思います。

参考文献

  • ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
  • ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
  • ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
  • ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
  • ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫

著:白鴉マキト

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Kemu
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