ハーブ一覧

ハーブ解説 Part46

今回解説するのは、豆の料理と相性が抜群なセイボリーについて解説していきます。

特徴

高さ20~40cmになる1,2年草で、細長い葉が対になった見た目です。花は初夏~夏ににかけて薄い紫色の小さな花が咲きます。後述するウィンターセイボリーよりも香りが優しいのが特徴です。

各種利用法

料理

ヨーロッパでは豆を煮込む時によく使われるハーブで、豆料理の他にも肉、魚、ドレッシングなど、調理法を選ばず万能に使用できます。また、セイボリーと好みのハーブ、バターを合わせれば、ハーブバターができます。

カスレ

カスレ(白インゲンと肉などを煮込んだ伝統的なシチュー)など、時間の掛かる料理に向いています。また、パセリと共に刻んでひき肉に混ぜ、肉団子もおすすめな調理法です。

健康

強壮、刺激作用に優れ、精神的に弱っている時ときのリフレッシュにオススメです。また、消化を助ける作用もあり、食後のティーとして飲めば、スッキリします。さらに、お腹の調子を整える効果も期待でき、お腹が張るの防いでくれます。

使用例
胸部疾患の咳、炎症

セイボリーティーにはちみつを加えたものを一日2~3回飲めば、咳を鎮め、炎症を抑えることができます。

ウィンターセイボリー

サマーセイボリーは有り体に言えば草に分類されますが、こちらは木に分けられ、多年草となります。サマーセイボリーに比べ香りは劣りますが、年間通して収穫することができます。

17世紀に活躍したハーバリスト、ニコラス・カルペパーは葉で作ったシロップを咳や痰に聞く冬の常備薬として活用していました。

歴史

この時代では内臓料理や肉の臭み消しとして利用していました。また、ヨーロッパでは「豆のハーブ」と言われる様になりました。

かつてヨーロッパでは、東洋からスパイスが入ってくるまで、最も香りの良い香辛料として使われていました。

日本には明治時代初期に、サマーセイボリー、ウィンターセイボリーの順で伝来しました。

偉人のエピソード

ジョン・パーキンソン

イギリスの植物療法士であり植物学者である人物で、1629年に自身の著書の中に、セボリーを刻んでパン粉にまぜ、肉や魚の衣にすることを記しています。

あとがき

今回はセイボリー2種類を紹介しました。

日々の食事にハーブを追加するだけで、いつもの料理がより美味しく、楽しいものにすることができます。

この記事を読んでくださっている方は、是非日常生活にハーブを取り入れ、その魅力に気がついてくれることを願っています。

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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