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ハーブ解説 Part68

今回解説するハーブは、穏やかな鎮静作用のあるヒースについてです。

主な作用:アルブチン

メラニン色素の抑制をする効果が期待でき、シミが気になる人におすすめのハーブです。なので、浸剤を化粧水として利用することが可能です。

特徴

北アメリカや北ヨーロッパなどの北部原産のハーブで、高さ60cmほどまで成長する低木です。針のように尖った小さな葉が重なり合い、鬱蒼とした茂みを作ります。

主に利用するのは花で、7月~9月に濃いピンク色の花を付け、それが小さな丸い実を付けます。観賞用品種も多いですが、薬効のあるのは、Erica vurgalis(エリカ・ウルガリス)という品種のみです。

主な利用法

健康

抗菌、収斂、利尿作用があるとされ、尿道炎や膀胱炎といった泌尿器系の炎症に効果が期待できます。また、風邪の症状や下痢、関節炎に利用されるほか、不眠症の同種療法に使われることもあります。さらに、多すぎる尿酸を取り除き、リウマチや痛風、腎機能不全を改善するのにも役立つのです。

栽培

日当たりが良く、酸性の土壌を好み、特に石の多い庭がベストです。蝶やミツバチ、てんとう虫といった益虫を呼び寄せる蜜源植物でもあります。

ヒース立ち枯れ病、ナラタケに侵されてしまうこともあるので気をつけましょう。

歴史

野生のヒースは北ヨーロッパにて様々な形で利用され、燃料や飼料、染料といった生活に欠かせないハーブでした。

西洋の伝統的な療法では、リウマチの症状を和らげるだけでなく、腎臓や尿路の病気といった治療薬として高く評価されています。

学名:Calluna vulgalis

読み方:ウルーナ・ウルガリス

Calluna

掃くというギリシャ語「kalluneine」に由来し、小枝で箒が作られたことに由来します。

Vulgalis

普通のという意味です。

あとがき

今回はヒースについての解説でした。

昨今オーガニックといった無添加食品や化粧品が見直されているため、自身で化粧品を作るという選択肢もありますので、試してみてはいかがでしょうか?

多くの人がハーブの魅力に気づいてくれるよう、毎日記事を更新していきます。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

 

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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