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ハーブ解説過去記事まとめ Part91

解説するハーブの概要

今回解説するのは日本では馴染みのある三つ葉と見慣れた野菜であるキュウリです。

三つ葉ならまだわかりますがまさかキュウリもハーブとして使えるとは誰が予想したでしょう?ハーブの定義はガバガバ

日本では飾り、キュウリは料理にというイメージが強いでしょうがきちんとちゃんと薬効があるのでそれらについてご紹介。

ミツバの生態

学名:Cryptotaenia canadesis(クリプトタエニア カナデシス)

一年草と多年草の4種が存在し、北半球の温帯地域と熱帯アフリカの低山帯に分布しています。

直立性の水気が多い多年草で根茎は匍匐性で中空の茎があり、和名の由来となった葉は、3つに分かれおり、夏には小さな白い花を咲かせます。

このブログで取り上げる品種は北米のマニトバからテキサスにかけての林地の峡谷や川の土手、アジアのベトナムや中国、日本の一部に自生しているのです。

各種利用法

利用部位:葉

料理

若葉は緑黄色野菜に分類され、特に日本料理には欠かせないハーブです。

冷たくして醤油と合わせた和え物として出されることが多い他ほか、味噌汁や吸い物の浮身、茶碗蒸しや卵とじ、天ぷらなど用途は多岐に渡ります。

また茎はスープやサラダに加える香味料としても利用され、消化を助ける働きがあるのです。

栽培

栽培品種で耐寒性があり、日陰の湿った土地を好みます。

繁殖は早春から夏の半ばにかけて連続して種子をまくか、春か秋に株分けで増やすことが可能です。

また、種子には発芽抑制をする成分が含まれているため、一昼夜水に浸けるのが望ましいです。

歴史

日本各地の山に自生し、本格的に栽培されるようになったには江戸時代に入ってからです。1697(元禄10年)の「農業全書」で栽培法が記され、この頃に一般的に食べられるようになりました。

その後享保年間の間には江戸の葛飾で軟白栽培が始まりました。

キュウリの生態

よじ登る性質のある一年草や多年草で約40種類が存在し、アジアやアフリカなどの熱帯地域が原産です。

Cucumis satibus

読み方:ククミス・サティブス

つる性の一年草で長さと差し渡しが18cmに及び、裂け目の入った卵型の葉を付けます。

春には黄色の漏斗型な花を咲かせ、雄花は葉の脇につき、雌花のほうが大きいです。

花後におなじみの実がなります。

キュウリと一口に言っても自家受粉するものや寒さに強いもの、ピクルス用に小さい実になるように改良された品種などがあり、バリエーションに富みます。

ほとんどは野菜として食べられますが、熟した果実は食用オイルが取れます。

各種利用法

料理

実は生ではもちろん漬物に適しているほか、大きくなりすぎてしまった所謂オバケキュウリは固さを生かして煮物や炒めものなどにすると美味しく食べることが出来ます。

また南インドではヨーグルトとスパイスにキュウリを合わせた「ライタ」という料理もあります。

薬用

冷却、利尿、変質作用に加えて皮膚の軟化作用があり、種子には寄生虫駆除作用があります。

内服では傷ついた皮膚やニキビ、日射病、外用では日焼け、湯傷、ただれ、結膜炎に効果があります。

また種子をすりつぶしたものはサナダムシに有効です。また顔用のクレンジングオイルやトニックローションにも利用されることがあります。

栽培

栽培品種で寒さには耐性はありません。日向か半日陰の水はけの良い肥沃な土地を好みます。繁殖は葉が三枚になったら成長点を摘み、側面に生えている葉が4~5枚になったら同じことを繰り返します。また種類により支柱立て、四ツ目垣、地面を這わせるなど品種によって栽培方法が変わります。収穫は実が熟れないうちに収穫し、生のものを料理やジュースに利用します。

モザイクウィルス、ボツリヌス、炭疽病、枯れ病、うどんこ病、根腐れ、スクレオチニア菌など様々な病害虫が付きやすいので気をつけましょう。

歴史

古代ギリシャやローマの時代に知られるようになり、中世イギリスのハーバリストニコラス・カルペパーは”膀胱炎や潰瘍の治療薬として悪くない”、”このジュースで顔を洗えば皮膚を清潔に出来る”と記しています。

あとがき

今回の記事はいかがだったでしょうか?

野菜としての側面が強くても見方を変えればハーブとしての一面が見えてくる。

本当にハーブは奥が深すぎて一生かけて勉強しても時間がたりなさそうですが生きているうちは学び続けたいです。

それでは今回の記事はここまでです。

また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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