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ハーブ解説 Part283

インパチェンスとは?

名前の通り吊られた船に見える

和名だとツリフネソウといい、もっぱら園芸植物として利用される。

ここではハーブとしての側面をご紹介。

インパチェンスの
生態

Impatiens Pallida
インパティエンス・パリダ
英名:juwelweed

高さ60cmから1.5m、サイズは30~60cmまで成長。

一年草、多年草、亜灌木とバリエーションが有りその数は500種にのぼる。

特に分布しているのはアジアアフリカの熱帯亜熱帯に分布。

Impatiens Pallidaは北米東部の石灰岩地域で見られます

葉はグレーがかった縁の粗いノコギリ状で茎は多汁質。

夏に赤褐色の斑点が入った黄色い花が垂れ下がって咲きます

一般的にインパチェンスと呼ばれるI.capensisはオレンジ色に黄色い斑点の入るランに似た花を咲かせます。

I.capensis

種を飛ばす方法は炸裂して種子を飛ばす5弁のさく果をつける。

インパチェンスの
利用法

だいたい北米先住民が薬として利用している

インパチェンスの
薬効

きれいな花を咲かせますが見かけとは裏腹にアクのあるハーブ

内服すると利尿下剤催吐効果があります。

外用ではウルシかぶれウオノメ白癬にジュース、内痔核に軟膏を使うことができる。

インパチェンスの
栽培方法と収穫

野生種で霜に耐性があります。日向科半日陰の湿った土壌を好む。

収穫方法は花が咲いたら全体を刈り取り、生のものを軟膏に加工。

インパチェンスはかつて
どのように使われていた?

結論からいうと北米先住民のパタワトミ族ウルシかぶれの塗り薬として用いていました。

ほかにも湿疹の痒みといらだちを抑えるのに利用していた。

まとめ

インパチェンスは北米から熱帯にかけて広く分布し、薬効としては利尿、下剤、催吐剤として使える。

それでは今回はここまでとなります。

また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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