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ハーブ解説 Part301

クラメリアとは?

ラタニーとも呼ばれるこのハーブはこの属しか存在せず、主に赤ワインの質向上に使われる。取り上げる品種はKrameria triandra(クラメリア・トゥリアンドゥラ)

クラメリアの生態

北米南西部と南米南部の乾燥地帯に生息し、15~25種類存在する。低木、多年生からなり主に使われるのは根の部分。

主に自生しているのはペルー・アンデス山脈の標高915~2,785mの西側の斜面。

非耐寒性で背の低い50~90cmの低木。広く根を張り、中がオレンジレッドで皮の赤い根茎と地面に伏せる伏地性の茎を持つ。

長円形で柄のない葉は綿毛が生えており幅2.5cm、長さ約1cmと非常に小さい。

花は艷やかな真紅の花を咲かせ、後に棘の生えた6mmの実を結ぶ。

ラタニーエキス

主成分は濃縮タンニンやフロバフェン(ラタニーレッド)などで水溶液は赤く、アグリモニーなどのタンニンを多く含んだハーブから取れるものと同じ。

クラメリアの利用法

クラメリアの薬効

タンニンを含んでいるため収斂性が強く、止血、分泌物・下痢の抑制、治癒促進作用がある。

さらに以下の症状に対しても使うことが可能。
・月経過多に内服
・膣のおりもの
・しもやけ
・咽頭炎
・歯肉炎
・内痔核
・傷

クラメリアの歴史

19世紀に栽培が試みられたが現在では全く見られず、栽培が難しいことが伺える。

かつては赤ワインの色、渋み、コクを向上させるために添加され、その供給源はスペイン、ポルトガル人たちの間で厳重に守られた秘密だった。

クラメリアの
実用

ポートワインの渋みを増すために加えるほか、口内を洗浄するのに用いる。

クラメリアの
栽培と収穫

日向の水はけの良い砂質、または砂利混じりの土地を好む。最低気温は5~10度。現在のところ栽培されていない模様。

収穫

根は野生のものが見つかり次第掘り上げてチンキや乾燥剤に加工する。

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