Part1~Part13

ハーブ解説 Part08

今回は爽やかな柑橘系の香りのするハーブ、レモンバームについて解説します。

主な成分:シトロネラール・ゲラニアール

オレンジやレモンなどの柑橘系の果実を思わせる香りの元で、多くのハーブに含まれているのです。作用としては、気分を落ち着かせる鎮静作用、お腹の張りを軽減する駆風作用などが挙げられます。

特徴

爽やかなレモンの香りがするミントの一種で、メリッサという別名のほか、蜂を引き寄せるため、ビーバームという名前もあります。

各種利用法

料理

お菓子の飾り付けや冷たいお菓子に利用できます。

栽培

ミントの仲間なので生命力が強く、初心者向けです。ポットで植えるのを推奨します。庭に植えてしまうと大繁殖してしまうため注意です。

化粧品を作るときにこの精油を使う場合は、刺激が強い場合があるので、敏感肌の人は注意しましょう。

歴史

約2000年前の古代ギリシャ時代からこのハーブを密源植物として栽培し、蜂を育てていました。当時は甘味料が蜂蜜のみで、特にメリッサから作られたはちみつはおいしかったようです。また、当時の植物学者「ディオス・コリデス」の「薬物誌」には、薬用植物として記載されています。

中世ヨーロッパの時代、スイスの医師で錬金術師である「パラケルスス」は若返りの薬、不老不死の霊薬と呼んでいました。

17世紀、カルメル修道院は、メリッサをベースに数種類のハーブを加えたリキュール「カルメルのメリッサ水」を作り、広く知れ渡るようになりました。

学名 Merissa offichinarisu L

読み方:メリッサ・オフィキナリス

Merissa

ミツバチという意味のラテン語の説と、古代ギリシャ神話に登場するクレタ王の娘、メリッセウスが語源とされるなど諸説あります。

offichinalis

薬用のという意味です。

あとがき

今回はメリッサ、もといレモンバームについて解説しました。

日々のストレスにさらされている多くの人に、レモンバームを育てることに挑戦してみてほしいです。緑があるというだけでも癒しになり、手でこすると良い香りがして心地よく、さらに飲んでも美味しく、お菓子作りに利用できるとまさにいい事ずくめです。

先程書きましたが、初心者にも優しい育てやすいハーブなので、見かけたら育ててみてはいかがでしょうか?

  • ハーブのすべてが分かる辞典 ジャパンハーブソサエティー ナツメ社
  • ハーブティー辞典 佐々木薫 池田書店
  • ハーバリストのための薬用科学 アンドリュー・ペンゲリー フレグランス・ジャーナル社
  • ハーブの歴史百科 キャロライン・ホームズ 原書房
  • ハーブの歴史 ゲイリー・アレン 原書房
  • ハーブと精油の基本事典 林真一郎 池田書店
  • 英国流メディカルハーブ リエコ・大島・バークレー 説話社

 

 

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