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ハーブ解説 Part122

今回紹介するハーブは、様々なタイプが存在するタラノキ科のハーブのアラリアと、荒れ地や岩場などに生えるピンク色の花を咲かせるアルクトスタロピスです。

アラリア

落葉、常緑の高木、低木、蔓性など、種類によって様々な形を取り、世界には約40種類が東南アジアや北米に自生しています。この記事では2種類のみの紹介とさせていただきます。

araria nudiclis

読み方:アラリア・ヌディカウス

利用部位:根

特徴

灌木型のタラノキです。エキゾチックな見た目の葉をつけるため、栽培品種として人気があります。先住民族から移住者が扱いを学んだハーブの一つで、後に薬用ハーブの一つとして利用されるようになりました。

各種利用法

調理

美味しいお茶になります。

薬用

強壮、利尿、解熱、浄化作用のあるハーブです。咳止め、血液浄化の強壮薬として内服し、腫れ物、関節炎に外用として利用できます。また、膀胱炎の同種療法では重要な植物として扱われています。

araria racemosa

読み方:アラリア・ラケモサ

特徴

羽のような形の葉と小さい緑がかった花を付けます。根茎を持つタラノキで、A.nudicaulis同様に北米の原住民族、オジブウェ族が薬用として、肋骨骨折時の湿布薬を作りました。

各種利用法

薬用

甘く、刺激作用のあるハーブで、解熱、利尿、去痰作用があります。内服薬としてリューマチ性疾患、痛風、皮膚疾患、敗血症に効果が期待でき、ただれ、炎症には外用として用いることが可能です。また、インドのアーユルヴェーダでは回春剤とされていました。

栽培

A.nudiculisは野生種、A.racemosaは園芸品種です。どちらも耐寒性があります。半日陰で水捌けの良い肥沃な土壌を好みます。収穫は秋に根茎を掘り上げてから乾燥させて、成分抽出液、粉末、浸出液、湿布薬に加工しましょう。

まとめ

今回はアラリアについて解説しました。

ラテン語だとありきたりな植物でさえかっこいいと思うのはきっと私だけでないと思いたいです。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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