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ハーブ解説 Part27 セイヨウトチノキ

今回は、セイヨウトチノキについて解説します。

特徴

成熟すると全長30mは優に超える大型の木です。

葉は5つ集まった形になり、晩春に小さな花が集まる形態を作ります。秋にイガを形成し、中に種子が詰まっています。

Aesculis Hippocastanum

Aesculis

ラテン語で食物を意味します。

Hippocastanum

ラテン語で馬という意味で、そのままホースチェスナットという意味です。

歴史

英名でホースチェスナットと呼ばれ、その由来はかつて牛馬のタンパク源として用いられ、特にトルコでは伝統的に、冬の馬の健康を維持するために食べさせていたからです。

利用法

利用部位:熟した実、時々樹皮

健康

  • 外用薬として痔の応急薬として使われているほか、前立腺肥大の治療にも使われていました。
  • 収斂性のあるタンニン類をはじめ、静脈壁の強化、調整するサポニンを含み、静脈壁の透過性を下げる作用があります。

<div class=”concept-box2″><p>動物は食べても毒にはなりませんが、人間が食べると毒になるので、栗の実と間違えないようにしましょう。</p></div>

まとめ

昔は馬のタンパク源でしたが、現在では外用薬に利用できるハーブです。

あとがき

今回はセイヨウトチノキについて解説しました。

ハーブに全てに言えることですが、薬効はメリットだけでなく、危険な場合もあるので、扱うときは薬と同じように扱いましょう。

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。これからも拙い記事ではありますが続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

著:白鴉マキト

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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