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ハーブ解説 Part414

今回は“Chaenomeles”。園芸でよく用いられるこの植物をハーブの視点でご紹介。

Chaenomelesとは?

カエノメレスと読み、耐寒性のある灌木と低木。棘のある3種は何れも東アジアを原産としており、主に戸外で生け垣として栽培されることが多いようです。

C.speciosa

読み方:カエノメレス・スペシオサ

りんごの花に似た早春に花を咲かせる可愛らしい植物で、卵型の葉をつけ、直径5cm程の深紅の花を咲かせ、その後香りの良い斑点のある実を結びます。

Chaenomeles
各種利用法

利用部位:実

食用

実はマルメロの代用品となり、ジャムや砂糖漬けに利用することが可能です。

薬用

抗炎症、抗けいれん作用のあるハーブです。

循環器系、消化器系の刺激作用があり、主に使われる症状は、リューマチ、関節炎、こむら返り、下肢の痛み・弱り、腫れ、消化不良による胃痙攣、下痢、嘔吐などに内服されます。

栽培

園芸用品種で、耐寒性があります。日向の水はけの良い土壌を好み、露地でも壁に這わせてもOKな植物です。

繁殖は夏に側生枝のかかと付き新しょう挿し、夏の終りに徒長した枝を取り木、種をまいてコールドフレームに入れるなど、方法は色々あります。

露地植えのものは花が咲き終わった後の茎を間引くか、枝を整える時以外には剪定はほとんど必要ありません。

壁に這わせたものは花が終わったら前年に伸びた枝を、芽2~3個残して切り、はみ出た枝を切り戻しましょう。

主な病害虫は焼き枯れ病、アルカリ性の土壌だと萎黄病にかかる可能性があるのでその点は気をつけましょう。

歴史

この植物が薬用として登場したのはAD490年頃の中国です。その後1796年、サー・ジョセフ・バンクスという人物によりキュー国立植物園にもたらされました。日本、中国から西欧へ、盆栽として人気の植物となりました。

まとめ

園芸用としてはもちろん食用ではマルメロの代用になり、循環器系や消化器系を刺激するハーブ。

あとがき

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。

拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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@けむさん
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参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社

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