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ハーブ解説 Part213

今回は日本で滋養強壮に良いとされるヤマイモについて解説をしていきたいと思います。

Dioscorea

約600種が熱帯や亜熱帯の巻き付きよじ登る植物の大きなグループで、多くの品種がステロイド・サポニンを含み、ステロイド製剤の材料として利用されています。1978年にジオステゲニンが人工的に合成されるまではDioscorea tachya(メキシカン・ヤム)が避妊用ホルモンの唯一の供給源でした。

最も耐寒性のあるDiscorea opposita(ヤマイモ)は中国北部と日本に分布しています。他にも数種は観賞用に栽培されており多くの暖かい地域の作物として作られ、食用のヤムと呼ばれるダイジョと呼ばれる品種は50kgまで成長します。英名のヤムは「食べる」を意味する西アフリカの方言が由来とされています。

Dioscorea opposita

読み方:ディオスコレア・オプポシタ

長さ1mになる垂直の塊茎とハート型の葉を付ける多年生つる植物です。小さく白いシナモンに似た香りのする花が脇から咲き、後に三角形の蒴果を結びます。

薬用

甘い鎮痛製のハーブで胃と脾臓の刺激、肺と腎臓の強壮作用があります。食欲不振、慢性の下痢、喘息、カラ咳、糖尿病、気の不足による情緒不安定に内服できるほか、外用として腫れ物や腫瘍に効果があるとされています。またコンフリー同様に細胞増殖作用のあるアラントインを含んでいるのです。

Dioscorea villosa

読み方:ディオスコレア・ウィルロサ

D.oppositaと同様の多年生のつる植物で、耐寒性は-15℃で高さ5mまで成長し、細い根茎と先の尖ったハート型の葉をつけ、夏に小さな黄緑色の垂れ下がる穂状花序を咲かせ、北米の殆どに自生しています。

薬用

関節炎や大腸炎、過敏性大腸炎などの消化器官の疾患から憩室炎、胆機能不全、クローン病、朝の吐き気、卵巣と分娩痛、気管支炎、カタル、百日咳、急な腹痛など多岐にわたる症状に内服します。

ホメオパシーでは乳児の疝痛に利用する他、中国漢方ではリューマチ、消化管・泌尿器不全に使われており、アーユルヴェーダでは性とホルモン関係の問題とヒステリーなどにも使われています。

栽培

栽培品種で耐寒性があり、日向、半日陰の水はけの良い肥沃な土地を好みます。hん食は春に種を蒔く日秋か早春に株分けか塊茎を切り分けて増やします。休眠中の塊茎は寒い湿った環境に置くと腐ることがあるので注意しましょう。収穫は塊茎、根、根茎を秋に掘り上げてから使用します。

あとがき

今回はヤマイモについて解説をしました。

ヤマイモは日本でも容易に手に入るものですがここまで薬効があるとは知らず、色々と活用できそうで夢が広がりますね。

花言葉は「治療」、「芯の強さ」、「恋のため息」、「悲しい思い出」という少し悲しげな意味でした。

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

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