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ハーブ解説 Part32

今回は、アンジェリカというハーブについて解説します。

特徴

すべての部位が利用できるハーブで、根は薬用、葉と茎は食用になります。

学名:angerica archangerica

angerica

ラテン語で天使という意味です。

archangerica

大天使ミカエルという意味になります。

歴史

中世ヨーロッパ

ヨーロッパでペストが流行した時、ある修道士が夢の中で天使が現れ、この植物の根を薬に使うように。というお告げが、「アンジェリカ」という名前の由来になりました。

邪悪な存在や魔法に対する確かなお守りになると信じられ、修道院や教会の庭先に植えられました。

日本

ほぼ日本に自生する「とうき」が、ジャパニーズアンジェリカとして昔から薬効のある女性用の生薬として利用されていました。

主な成分と作用

アンジェリカ酸

この成分はクマリンの一種で鎮痙作用、つまり痙攣を抑える成分です。また、自律神経を整える作用があるとされるほか、胃液や胆汁の分泌を促し、消化不良や食欲不振を改善する効果があります。

利用方法

調理

  • 茎は砂糖漬けに使われ、種子は軽く炒ってパンやビスケットに混ぜ込んで使うほか、飲料の香り付けにも使われます。
  • 新芽や花はサラダに利用できます。
  • リキュールやジンなどの香り付けにも使われ、シャルトリューズ酒が代表的なお酒です。

健康

発汗作用や利尿作用、さらに体を温める働きもあるので、風邪のひき始めに効果が期待できます。

クラフト

精油は香水に、葉や種子はポプリに使えます。

栽培

日当たりが良く、水はけが良い肥沃な土を好み、冷涼な気候が適しています。

まとめ

大天使の名前を冠するハーブで、魔除けと薬の両方の面を併せ持つハーブです。

あとがき

今回はアンジェリカについて解説しました。

昔の人はペストが流行して、神にも縋る気持ちで祈った結果、天使のお告げがきて救われた。という、信仰の力も侮れないなと感じたハーブでした。

今回の記事はここまで。またの記事でお会いしましょう。

 

 

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