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ハーブ解説 Part76

今回解説するハーブは、穂のような花とロゼット状の葉が特徴的なマレインです。

主な作用

熱を下げて血の巡りを良くし、咳などの呼吸気系の症状を緩和するほか、緊張や不安からくる症状を和らげるとされています。

特徴

高さ1.2mまで成長する多年草で、茎が直立し、全体が灰色の毛で覆われています。夏に花を咲かせ、花にはかすかな香りがするのも特徴です。

各種利用法

料理

リキュールの香り付けに利用できるほか、ハーブティーとしても活用でき、味はやや甘く、香ばしいです。

健康

乾いた咳や炎症性の咳に有効で、咳が止まらないときにも効果的なほか、咳や炎症からくる喉の痛みや花粉症に、アイブライトやペパーミントとブレンドして利用することもあります。

リンパ系の浄化作用に加え、穏やかな利尿作用もあり、リンパの腫れや関節炎にも用いられます。特に、花から作った浸出油が使われます。

栽培

種子から増やすことが可能で、春にまくと翌年の夏に開花します。また、野生化するほど丈夫です。

モウズイカ属の中には毒があるものもあるので、気をつけましょう。

歴史

古代ローマ時代の人々はいちじくが腐るのを防ぐために、マレインの葉で包んで保存したとされたほか、アメリカの先住民はこの葉を燃やして失神した人の意識を回復させるために使ったとされています。

中世の時代では厄災や病気から身を守るハーブとして、悪魔よけや旅に出るときのお守りとして使われていました。

貧しい人々は、マレインの葉を靴に詰めて寒さをしのいだり、デコボコの地面から足を守っていました。そのため、「フランネルの毛布」という別名があります。また、茎と葉を乾燥させたものはよく燃えたことから、「キャンデリラ」という名前もあります。

日本に渡来したのは明治初期のことです。ニワタバコの名前で栽培され、その後各地に広がりました。和名の「モウズイカ」は雄しべに毛が生えているところから付けられました。

学名:Verbascum thapsus

読み方:バーバスカム・タプソス

Verbascum

ラテン語でひげを意味し、全体に毛が生えていることからこの名が付きました。

thapsus

シチリア島の地名タプソス島が由来です。

あとがき

今回はモウズイカについて解説しました。

季節の移り変わり、咳を伴う風邪を引いた時にこのハーブを活用してみてはいかがでしょうか?

今回の記事はここまでです。またの記事でお会いしましょう。

 

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