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ハーブ解説 Part108

今回紹介するのは、ハンノキ属カバ科の木で、様々な用途に使われるアルヌスというハーブです。

特徴

落葉性の低木で、順応性が高く、栽培も容易で湿気の多い環境にも適応することが出来る木で、雌雄異株。つまりオスメスが存在します。

樹皮は紫色から灰色で小枝からは卵型の葉が生え、雄花は5~6センチほどですが、雌花はもっと短いです。

各種利用法

利用部位:樹皮・葉

薬用

収斂、強壮性のハーブとして知られ、創傷治癒の効果があります。

リューマチの内服薬となるほか、外用として炎症性の疾患に対する湿布薬となります。また、喉や口内の感染症や疥癬にも有効とされます。

栽培

日向、半日陰を好み、特に濡れた肥沃な土地が適しています。繁殖は春か秋に種子をまくか、初冬に挿し木で増やすことが可能です。

小枝及び2~3年たった樹皮は生のまま剥ぎ、乾燥させたものを煎じ薬、粉末に加工しましょう。葉は夏に摘み、生のまま使用しましょう。

歴史

16世紀のヨーロッパではこの木を使った建築や工芸品、食器や日用品など、あらゆる物に使われていました。さらに、カヌーのオールや燻製など、様々な形で利用されていました。

あとがき

今回はアルヌスについて紹介しました。

普段何気なく見ている景色の中にも、ハーブとして活用されている場合もあるので、気になった方は起源や使い方などを調べてみると面白いかも知れませんね。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

 

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Kemu
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