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ハーブ解説 Part180

今回も北米が原産のハーブであるComptoniaというハーブについて解説します。

Comptonia

読み方:コンプトニア

落葉性の灌木で重複しますが北米が原産のハーブです。長さ12cmになる細く長い羽状脈の鋸歯葉を持ち、錆色の毛に覆われています。夏には尾状花序に雄花が咲き、雌花は小さな球状なのが特徴です。実は小さく茶色く光沢があります。主に分布しているのは海岸地方の低木林です。属名はロンドンの主教であり樹木の専門家ヘンリー・コンプトンに因んで付けられました。

各種利用法

薬用

芳香、収斂性のハーブです。出血を予防する作用があります。内服では下痢、赤痢、膣のおりもの、吐血に利用し、外用では軽い内痔核、発疹、虫刺されに有効です。このハーブは北米先住民が歯痛の湿布薬、漆かぶれの洗浄薬に使用していてました。19世紀に入り下痢止めの家庭内常備薬として広まった歴史があります。

栽培

園芸用品種で耐寒性があります。痩せて乾燥した酸性土を好み、このハーブの香りは特に早朝と夕方に強く香ります。繁殖は熟したら種をまきコールドフレーム(暖房のない温室)で越冬させます。または春に根っこがついた吸枝を分けるか取り木をする方法があります。移植は難しく、おすすめしかねます。

あとがき

今回はコンプトニアについて解説をしました。

北米には古くからの知恵がたくさんあり、いつか自分自身で現地の知識を知りたいと思いました。

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社

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