Part235~Part247

ハーブ解説 Part247

はじめのご挨拶

皆さんこんにちは。

今回解説するのはフマリアというハーブ。いつものようにマニアックな奴ですが今回もお付き合いしてくれれば幸いです。

読まなくても問題ないですがこんな知られていないハーブを解説するのは私のブログ位で、恐らくここ以外で情報が欲しいとなったら探すのは難しいと思われます。

さらにこのハーブには興味深い歴史がありその名前の由来についても解説する予定ですので見なかったら知ることは出来ません。

最後まで読めばこのハーブについて電車の待ち時間や通勤中、会社の休憩時間などの短い時間で知識を深めることが可能です。

フマリアの由来と歴史

結論から言うとfumus(フムス)。ラテン語で煙という単語に由来しこの植物が大地の蒸気から生まれたという伝説やこの植物が燃えたときに発することに由来します。

この植物はケシの仲間で微量にアルカロイドを含んでいるため刺激があることにも因んでいます。

かつては処方薬として重宝されており、この植物から取れたジュースにダマスク・ローズ、ピーチブロッサム、センナと混ぜたものは”全ての人の心気症、憂鬱に効く唯一のもである”と言われていました。

この引用は出典不明で1931年に書かれたグリーブ婦人著、「モダン・ハーバル」に記載されています。

簡単なハーブ解説

ダマスク・ローズ

オールドローズと呼ばれる品種で濃厚な香りが特徴。一季咲きという限られた時期にのみ花を咲かせます。

ピーチブロッサム

四季咲きのバラでフルーティな香りです。

センナ

マメ科のハーブで便秘などに効果が期待できます。

フマリアの生態

Fumaria Offichinalis

学名の読み方はフマリア・オフィキナリス。

地面を這うように成長するグレーグリーンの葉を持つ、種から発芽して枯れるまでのサイクルが一年の植物です。

同じ品種の花粉が受粉しても繁殖ができる植物で、厚みのある肉厚で先端が濃いピンク色から紫色をした花を咲かせます。

約55種類がヨーロッパから中央アジア、アフリカの東部高地にも分布し、Fumaria Offichinalisはヨーロッパからイランにかけても見かけますが北米でも野生化しているものを見ることが出来ます。

フラリアの効能

結論から言うと穏やかな利尿作用、肝臓や胆嚢の機能を向上させる、炎症を抑える抗炎症作用があります。

消化管の機能が低下したときに起こる頭痛を和らげる時に内服し、外用及び内用では湿疹や皮膚炎などの皮膚疾患に利用されるほか外用薬として結膜炎にも有効です。

必要以上に体内に入れると眠気を催すので気をつけましょう。

まとめ

・学名の由来は煙
・皮膚症状に有効
・過剰摂取は眠気を催す
・かつては処方薬として重宝された
・地を這う一年草で自家受粉できる

あとがき

フマリアについて解説をしました。

容易に育てることができる丈夫な植物なので育てて利用してみてはいかがでしょうか?
尚使用する際には一切の責任を負いかねますので自己責任でお願いします。

Twitterでは日々ハーブについて発信しているのでフォローすればよりハーブについて理解を深めることができると思います。

それでは今回の記事はここまでとなります。

また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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