今回解説するのはFrangula alunus。和名ではセイヨウイソノキ、英語ではAlder backthornと呼ばれるハーブです。
エルダーと名前がついていますがスイカズラ科のエルダーはセイヨウニワトコと呼ばれているので混同しないように。
Frangula alunusとは
ヨーロッパとアジアの一部地域を原産とするクロウメモドキ科の低木。
湿った泥炭土や平坦な荒れ地、河川沿いに生育し、ヘッジローと呼ばれる農地や共有地の大規模な低木の生け垣に使われる。
樹皮も特徴的で外側の樹皮は茶色ですが、内側の樹皮は空気に触れると黄色に変色するのです。
初夏には緑がかった白い花をつけ、赤色から黒色のベリーが実ります。
Frangula alunus
伝統的な利用法
皮膚刺激の症状や下剤、糖尿病の治療に用いられてきた。
Frangula alunus
科学的な評価
アントラキノン配糖体を含んでいるため、下剤としての用途は説明が可能。便秘の治療やX線検査前の腸管内容物を排除するための短期的な使用については臨床データがあります。
妊娠中、腸閉塞、町の炎症がある人は使用が禁忌。