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ハーブ解説 Part398 アムラー

本日ご紹介するのはマラッカノキ Phyllanthus emblica。薄緑色の果実を結ぶコミカンソウ科の低木です。

Phyllanthus emblica
生態

アジアとオーストラリアの一部が原産で暖かく乾燥した地域を好みます

葉は明るい緑、花は緑がかった黄色の花を結びます。果実はグースベリーと呼ばれる球形の果実です。

Phyllanthus embliba
伝統的な利用法

伝統医学では長寿を支える植物として珍重されています。

アーユルヴェーダでは果実が強力なラサヤナ(ハーブ製剤群のこと)として以下の症状に用いられていました。
・下痢
・黄疸
・炎症の治療
・抗糖尿病
・高脂血症
・抗菌
・抗酸化
・抗潰瘍
・肝臓保護
また、中医学では眼病や便秘、喘息、発熱そして心臓病の治療に用いられています。

Phyllanthus embliba
科学的評価

ビタミンCアミノ酸ミネラルなどを豊富に含んでおり栄養価が非常に高いハーブです。

またフェノール化合物やタンニンフィレムベリン酸ルチンクルクムノイドエンブリコールといった成分を含んでいます。

すべての部位が薬用植物として用いられているほど薬効に優れているのです。

さらにリウマチ性関節炎と骨粗しょう症に関わる細胞の発現を調整することが示されています。

Phyllanthus embliba
まとめ

暖かく乾燥した環境を好む植物で栄養価と薬効に優れています。

そのため伝統医学では様々な症状に対して用いられてきたという歴史があります。

引用元⇒https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20506691/

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@けむさん
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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