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ハーブ解説 Part413

今回はアジア圏内の主食、イネをハーブの視点で解説します。

イネ 概要
Oryza

熱帯アジア地域に一年草と多年草が約20種類存在します。現在では原産地のアジアだけでなく、ヨーロッパでも栽培されている。

似たような品種でワイルドライス Ziziania aquaticaが存在するが、こちらはアメリカマコモ属。

そのためカナダや北東部を原産とする。

手入れせずとも簡単に成長し、長い粒の茶色い実をつけるイネの鉢は池の観葉植物となる。

インドで4000年以上中国やインドで栽培されており、世界人口の半数の必需食品。AD1世紀頃に東南アジアからインドへ、8~9世紀にアラブからスペインへ伝わりました。

イネ 生態
Oryza

根茎を持つ湿った土地に生える一年草。丈夫な直立性の茎は弓なりにしなり、細い葉は1.5mほどになる。

それぞれに花が一つずつ咲く小穂な円錐花序には、固く淡い茶色の実がなる。

学名の語源

属名のOryzaは「田畑を掘り起こす」というorussoに由来し、イネの耕作に因む。

Oryza イネ
各種利用法

利用部位:根茎、種子、発芽した種子

料理

実を茹でるか蒸して食べる。茹でる前に炒めるのもよい。カレーや東洋料理に欠かせないほか、ピラフやリゾットの主原料になる。ライスプディングや米粉にもなるまさに万能な食品。

ほかにも穀粒を弾けさせて朝にシリアルや製パン、発行させて日本酒にも加工される。

ライスペーパーも実を使うと思いきやTerapanax papyrifera(ウコギ科)の髄を使う。知らなかった

お米と料理

ピラフなどのパラッとした料理には細長い“インディカ米”、リゾットやパエリア、ライスプディングなどのしっとりとした料理にはうるち米が適している。

薬用

豊富な栄養と慰撫、強壮作用に加えて利尿、乳分泌抑制、消化機能促進、発汗抑制作用があり、それぞれの部位で薬効が異なる。

種子

◇尿路系機能不全

発芽した種子

◇乳分泌過剰
◇食欲不振
◇鼓腸

根茎

◇寝汗
◇肺結核
◇慢性肺炎

中国漢方では穀粒をハーブと煮て薬用粥にすることが多い。

人類史に初めて登場したのは7世紀頃で発芽した種子を食事療法に使用され、大麦と一緒に消化管の強壮と咳止めに使われることが多かった。

東洋では消化の不調にライスウォーター、西洋では同じ用途でバーレイウォーターが飲まれていました。

補足するとバーレイウォーターはモルトエキスと同じ効能があるため、特に小児の消化器官と気管支を強化する作用があることが知られている。

栽培

耐寒性はなく、日当たりの良い泥上の土を好む。つまるとこ田んぼ。

最低気温は品種によって異なり、インディカ米は15~18℃、ジャポニカ米は10~12℃と意外に高め。

成長に最適なのはインディカ25~30℃、ジャポニカは18℃ほど。

イネ まとめ
Öryza

古くから私達の食糧事情を支えてきた植物。ありがたや~

消化が優れないときにもやくそうとして使える一面を持つ。

インディカの最低気温は15~18℃、最適な気温は25~30℃と高め。

ジャポニカは最低気温10~12℃、最低気温18度と低いと覚えておきましょう。

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@けむさん
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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