ハーブ掘りさげ解説

掘り下げ解説 カモミールPart1

今回取り上げるのは、ハーブの中でもかなりメジャーなカモミールについて。

カモミールと聞くとお茶のイメージが強いと思われますがそれに留まらないポテンシャルを秘めているのです。

カモミールのここがスゴイ!!

1つ目は高い汎用性
ハーブティーはもちろんのことブレンドティーを作るベースになります。

さらに料理やお菓子、外用として湿布や浸出油など様々な用途が。

2つ目は入手のしやすさ

ハーブショップで確実に手に入れることができ、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。

次にカモミールの生態や品種、育て方について解説。

2つのカモミール

ジャーマン・カモミール
ローマンカモミール

カモミールは花にだけ利用価値がある。それは半分は正解ですが半分不正解と言えます。

理由は大きく分けて2種類のカモミールが存在するためです。それらの違いの解説と使用例、育て方を紹介します。

ジャーマンカモミール
Matricaria chamomilla L

リンゴのような香りの一・二年草で高さは約60cmまで成長します。

黄色くて丸い姿に白い花弁が反り返っているのが特徴で、黄色い部分は小さい花がたくさん集まってできたもの。

こちらは花にのみ香りがある点と、花を割いた時に空洞があるという特徴があります。

学名の読み方はマトリカリア・カモミラで、Matricariaは「子宮」を表すMatrixMather」から派生しました。

使用例

料理
パンやクッキーなどの焼き菓子に混ぜこんだり、ゼラチンと砂糖を加えてゼリーにしたりすることができます。

美容・健康
お風呂に入れるとリラックス効果に加えて様々な炎症に有効。

冷やしたハーブティーをコットンに染み込ませて当てると疲れ目にも有効です。

育て方

日向で水はけの良い中性からアルカリ性の土壌を好みます。こぼれ種でも育つのでプランターで育てるのがおすすめ。

ローマンカモミール
Chamamelum nobile

初夏に花をつける多年草で高さ20~50cmとジャーマン種と比べて小ぶり。

ジャーマン種は花にのみ香りがありましたがローマン種の場合は葉っぱも香ります

もう一つの違いは花の中身が詰まっているというのも見分けるポイントです。

学名の読み方はカマメラム ノビレ。

Chamamelumは「葉を強く踏むとリンゴの香りがする」、Nobileは「高貴な」という意味。

使用例

料理
100℃近くの熱湯でハーブティーを作ると苦味が強く出てしまうため70℃程度のお湯で煮出すか、水出しで抽出しましょう。

フレーバーとして利用されることが多く、リキュールの“ベネディクティン”や“マンザニラ”などが有名です。

ベネディクティン
マンザニラ

美容・健康
肌を整える効果が期待できるのでハーブティーを冷やして化粧水代わりに使うのもおすすめです。

育て方

日当たりと水はけが良い脆い土壌を好み、繁殖させる場合は春か秋に種をまくか、春に株分けをする。

芝生のように育てる場合は10cm感覚に植えて、定着するまでこまめに雑草を抜くことが大切です。

カモミール
まとめ

ジャーマンカモミールは一年草で花床が空洞で花にのみ香りがあり、学名は子宮と母に由来する。

ローマンカモミールは多年草で花床が詰まっており、学名はリンゴの香りと高貴なという意味の合わさったラテン語。

あとがき

この記事を最後まで読んでくださった方はカモミールの用途がお茶だけではないということを知っていただけたかと思います。

なんとなく不安に駆られてしまったり、日々のストレスで荒れてしまったメンタルを優しく癒やしてくれますよ。

ほかにも食べ過ぎや軽い炎症などちょっとした不調にも効果が期待できるのです。

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