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ハーブ解説 Part54

今回解説するのは、人工甘味料の原料、ステビアです。

Strevia rebaudiana

読み方:ストレウィア レバウディアナ

streviaはこの植物を発見した学者の名前から名付けられ、rebaudianaはステビアが甘味料になることを発見した科学者の名前です。

つまり二人の科学者によって発見されたハーブということになります。

特徴

別名キャンディーリーフといい、その甘さは砂糖の約300倍という驚異の甘さで、低カロリーの甘味料として世界中で栽培されています。

高さ60~100cmまで成長する半耐寒性多年草。つまり寒さに少し弱い植物です。ローズマリーやタイム同様木質化し、緑色の葉が対に生え、夏から秋にかけて白い小型の花を付けます。

各種利用法

調理

料理や飲料の香り付けに利用され、日本では食品添加物、清涼飲料水の甘みなど、様々な場面で使われています。

健康

ショ糖の200~300倍の甘さとされ、低カロリーのダイエット食品や糖尿病患者の甘味料として使われます。また、血糖値を下げる効果があるとされています。

キク科の植物なので、キク科アレルギーの人は使用をしません。

歴史

ステビアの原産地はブラジルなどの南の地方で、そこに住む先住民たちの間で甘味料として利用されていました。パラグアイの先住民族、グアラニ族の人々は、マテ茶に甘さを加えるためにこの葉を使用していました。

16世紀、スペインの入植者達は、この葉が甘いことに気づき砂糖の代用にできると考え、本国に送りました。

1970年パラグアイの科学者が、糖尿病への効果があることを証明し、甘味料としてだけでなく、様々な成人病に効果があることを世界中に知らしめました。

日本で最初に栽培された場所は、厚生省の薬用試験場です。その後は食品添加物や健康飲料、化粧品などで商業栽培されるようになりました。

あとがき

今回はステビアについて簡単にですが解説しました。

植物には、そこまでやるかという進化が数多くあり、このステビアもどうしてそこまで甘くする必要ないだろうと思いましたが、甘さも度を超えると動物にとって有害となることもあることから、やはり植物はしたたかだと思いました。。

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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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