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ハーブ解説 Part57

今回は、イタリアやフランスなどの西洋料理に華を添えるチコリについて解説します。

特徴

高さ1m~1.5mまで成長する多年草で、茎の上部と下部で形が異なります。フランス語ではアンディーブと呼ばれていますが、日本では軟白栽培を意味するチコンが変化したチコリーと呼ばれます。

花は6月~10月に咲き、直径3cmの小さな花を咲かせ、朝に開いて昼には閉じるという面白い特徴があります。この特性を生かして花時計として植えられることもありますが、開花時間は地域や天候によって異なります。

チコリーの花

各種利用法

料理

サラダとして食べるのが一般的ですが、ゆででムニエルの付け合せやバター炒めなどもオススメです。花はエディブルフラワーにできます。

ハーブティー

根を焙煎することでコーヒーに似た飲料になり、香ばしい香りがします。

健康

消毒、利尿作用があり、尿酸や老廃物を排出する効果があるとされています。また、肝臓を刺激して脾臓や胆嚢、腎臓を浄化する働きがあります。

駆風作用もあるので、腸内にガスが溜まっている時に飲むと良いでしょう。

歴史

ドイツの古い伝承では、チコリの花は恋人の船を待つ少女が姿を変えたものだとされ、青い花は少女の涙と言われる、儚く悲しい言い伝えです。

一方ルーマニアでの言い伝えでは、太陽神と身分違いの求愛を拒んだ美女が、太陽神の怒りを受けて花にされたという伝説もあります。

中世の時代ではこの植物に魔力があるとされ、錠前にかざすとカギが自然に開き、葉の汁を塗ると人を思いのままに操れるとされ、魔法使いが使う妖術の万能薬とされています。

あとがき

今回はチコリーについて解説しました。

ハーブと伝説は密接に関係していることが多く、伝承や聖書に登場するので、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか?

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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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