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ハーブ解説 Part199

今回はエスニックでスパイシーな料理に欠かせない香辛料の一つクミンについて解説をしkていきたいと思います。

Cuminum

読み方:クミヌム

地中海沿岸からスーダンや中央アジアにかけて広く野生に分布しているこの属には一年草2種が見られます。クミンは古代ギリシャ時代から好まれた香辛料で、ギリシャ文化では貪欲の象徴とされ、欲深い人はクミンを食べたからだと言われていました。

クミンはかつてヨーロッパ特に古代ローマ時代では盛んに使われていました。今日では主にアジアと中東で使用され、それは聖書の時代から続いています。

属名はキャラウェーに似た植物に付いたヘブライ語系のギリシャ語を語源としていますが、実際のクミンとキャラウェーは全くの別物なため、代用することは出来ません。

Cuminum cyminum

読み方:クミヌム・キミヌム

細長い半耐寒性の一年草で、ダークグリーンの葉は糸状に別れ、より糸のように分節しています。小さい白かピンク色の花が散形花序に咲き、毛に覆われた卵型の種子が実ります。

各種利用法

料理

刺激性のあるどちらかといえば苦味のある香りは、カレーやスパイシーな料理に欠かせないです。インドでは数種類のクミンが使い分けられ、safed(ホワイト)とkala(ブラック)の2種類です。インド料理ではキャラウェーと混同されやすいようです。

ガラムマサラ(インド)、コウスコウス(中東)などのスパイスミックスに加えられます。また炒ったものは東洋のラム料理、付け合わせ、ヨーグルトに独特な風味を添えます。

薬用

芳香、収斂性のハーブです。消化管機能の保持、生殖器官の刺激作用があり、抗細菌、殺虫作用があり、軽い胃の不調とそれに伴う偏頭痛に内服されます。

ヒンドゥー教アーユルヴェーダではハーブ同士の効果を高めるための同化剤、また肝機能促進に広く使用される他、動物用の薬としても利用されます。

栽培

栽培品種で半耐寒性があり、日向の水はけの良い土地を好みます。繁殖は春に種を蒔く事で増やすことが出来ますが、寒い地方では種子ができないため注意しましょう。

種子は熟したら集め、そのまま乾燥させて使用します。丸のままかすりつぶして使用し、蒸留することでオイルも取ることが可能です。

あとがき

今回はクミンについて解説をしました。

クミンは私の好きなスパイスの一つで、ひき肉とナッツを合わせたエスニック風の炒めものには欠かさず入れる香辛料です。またオイルが動物用の薬になるとは思わず、ハーブの世界はやはり奥が深いなと感じました。

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

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