ハーブ一覧

ハーブ解説 Part92

今回解説するハーブは、アドニスというフクジュソウ科のハーブです。

特徴

高さ15~40cmまで成長する一年草で、野生種は希少価値が高く、保護されていることが多いです。

各種利用法

薬用

グリコシド類を含み、心臓に対して強壮、鎮静作用を及ぼし、ドイツの心臓疾患と低血圧症の特許製剤となっています。また、心臓の規定調剤、「ヘテクレス・ミッチャー」にも使用され、ジギタリスと同じような働きがあることがわかっています。

薬効としては心機能不全、不整脈、動悸、冠状動脈狭窄などに心臓疾患に利用されます。

国によっては法規制の対象となるので、使用には専門の資格を持つ方のみ扱いましょう。

栽培

耐寒性で日向、半日陰を好み、腐植土を含む水捌けの良く脆い土が適しています。ただし、若い苗はナメクジやカタツムリといった害虫に食べられることがあるので、注意しましょう。

加工

花盛りの時に収穫し、乾燥させったものをチンキ剤や成分抽出液にしましょう。

歴史

学名の由来となったアドニスは、ギリシャ神話に登場する美少年の名前で、他の女神様にモテモテでしたが、イノシシに殺されてしまいます。その後、彼から流れ出た血から彼の名を冠する花が咲いたという伝説があります。

現在でもギリシャでは、彼の復活を祝うために毎年春に植えられています。

学名:Adonis vernaris

読み方:アドニス・ウェルナリス

Adonis

ギリシャ神話に登場する美少年の名前が由来です。

あとがき

今回はアドニスについて解説しました。

ハーブの学名が神話に基づくというのはよくあることですが、ギリシャ神話に登場する美少年は皆悲惨な結末を迎えている気がします。

今回のアドニスや、ナルキッソス(スイセン)、アネモネなど、被害者が多く、神話に登場する神様はかなり嫉妬深く描かれてることが多く、どこか人間臭いと思いました。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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