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ハーブ解説 Part103

今回解説するのは、アジア地域が原産のマメ科植物、シルクツリーです。

特徴

高温や乾燥に強い落葉性のつる植物で、低木や高木の品種など約150種類存在します。観賞用として人気があり、品種改良で耐寒性の品種も生まれました。

古代中国、唐の時代には既に登場しており、中国漢方として利用されてきました。

各種利用法

利用部位:樹皮、花

薬用

樹皮は苦く、収斂、鎮静作用に加えて子宮刺激作用や食欲刺激作用があります。花には鎮静、消化管機能促進の作用の効果があるのです。

不眠、過敏症、樹皮の抽出物を内服することができ、花の抽出物は記憶力減退を防ぐ効果があるとされています。また、外用として腫れ物に利用することが可能です。

栽培

日向、水捌けの良い湿った土壌を好みます。また、痩せたアルカリ性の土壌と乾燥した風の強い気候にも耐える事もできます。繁殖には秋に半日水に浸した種を蒔くか、夏に半熟枝挿しで増やしましょう。

収穫は樹皮を春か夏の終わりに剥いで乾燥させましょう。花は適宜咲いたら摘んで問題ありません。両方とも乾燥させたものを煎じ薬にすることが可能です。

あとがき

今回はシルクツリーについて簡単な解説をしました。

見て良し、加工してよし、食べて良しなハーブは非常に多いので、皆さんも気に入ったハーブを見つけて生活に彩りを加えてみてはいかがでしょうか?

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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