ハーブ一覧

ハーブ解説 Part205

    今回解説するハーブは、園芸植物で香りの良い花を咲かせることで知られる沈丁花です。

    Daphne

    落葉、常緑性の灌木50種がヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布しています。

    Daphne genkwa

    読み方:ダフネ・ゲンクワ

    直立性の枝がまばらな落葉灌木です。葉は長さ3〜6cmの皮針形ないし卵型で明るい緑色です。かすかに香りが群がって咲くライラックのような花が新しい葉が出る前に葉腋に咲きます。この品種は花壇やコンテナ向きの小さな灌木です。中国が原産ですが栽培は難しいです。

    属名は葉の形が月桂樹に似た品種があり、月桂樹を意味するギリシャ語に因んで命名されました。

    ギリシャ神話

    妖精ダフネが太陽神アポロンの口説きから逃れるために変身したという逸話があります。

    各種利用法

    利用部位:花の蕾

    薬用

    苦く、アクのあるハーブです。鎮咳、殺菌、利尿、去痰、緩下作用があり、気管支炎、便秘、浮腫、皮膚病(特に乾癬)に内服され、外用では凍傷に有効とされています。また中国の病院では中絶に使用されます。

    様々な品種が薬用として利用されており、Daphne mezerem(メゼラン)はかつてリューマチに有効なことに加えて無痛性潰瘍の治療薬として称賛されていましたが、現在は有害とされています。同様にDaphne laulere(スパージ)も同様な有毒成分を持ち、最近では白血病の効果を調査中のようです。

    栽培

    園芸用品種で耐寒性があります。日向または半日陰の水はけが良い中性またはアルカリ性の土地を好みます。繁殖は種子が熟したら種をまくか、夏に半熟枝差しをします。春に勢いのない枝や元気のない枝を取り除きます。花の蕾は春に摘み取り、乾燥させたものを煎じ薬にします。食べると有毒なので気をつけましょう。

    歴史

    この植物が最初に見られたのは、AD25~200年頃の中国漢方書で、紀元前1500年頃までさかのぼります。

    あとがき

    今回はチンチョウゲについて解説をしました。

    帰り道にこの植物が植えられていた近くを通りかかり、この香りに癒やされてまた頑張ろうと元気を貰った植物で、思い出深い植物です。

    咳を鎮めたり便秘を改善したりといった作用があり、このハーブに限らず植物の力は計り知れないパワーを秘めており、多くの人が気づいてくれる様に願っています。また毒があるにも関わらず、薬として利用する人間の知性は素晴らしいと同時に恐ろしくもあり、一人でも正しく使えるようになれればいいなと思っています。

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    今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

    参考文献リスト

    ・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
    ・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
    ・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
    ・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
    ・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
    ・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
    ・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
    ・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
    ・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ



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