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ハーブ解説 Part225

今回は滋養強壮に優れたハーブ、シベリアジンセンについて掘り下げていきたいと思います。

Eleutherococcus seniticosus

読み方:エレウテロコククス・センティコスス

太い根と手のひら状の葉を持つ落葉灌木の一種で、夏には小さい花が散形花序に咲きます。雄花は藤色から紫がかった色で、雌花は黄緑色をしており、後にブルーブラックの果実を結びます。

落葉と棘のある灌木30種が南アジアと東アジアに分布しています。ここで取り上げる品種は完全な耐寒性を持つ珍しいハーブですが、西洋のハーブ園ではほとんど見かけることがありません。伝統医学としては登場しませんが1960年代に、ロシアの科学者であるバークマンとダルディモフの二人のよって強壮効果を持つ広範囲な研究の中にこの植物が含まれていました。それ以降広く宣伝され、薬用人参として取引されるようになりました。

シベリアジンセンが含んでいる主な成分はサポニン・グリコシド類のエレウテロシド類で、トチバニンジン属である朝鮮人参が含有しているのはジンセノサイドという成分です。そのため同じヤクヨウニンジンといっても違う場合があるので覚えておくといいでしょう。また近縁種であるため中国漢方では五加皮と呼ばれており、リューマチや体力減退、肝臓、腎機能の低下に対して2000年もの間使用されてきたとされています。チョウセンニンジンと比べて加温性がひくいとされています。

各種利用法

利用部位:根皮、根

薬用

辛く、苦甘い加温性のハーブです。免疫機構、循環器系の刺激、血圧安定、血糖値効果、更年期障害、神経的なストレス、長引く不安などによる不眠に内服します。主な使い方は回復期、老衰、ガン、放射線治療、感染への抵抗力を高める補助療法に使われています。

仕事が忙しい人や強いストレスのかかる環境で生活している人、そして中々疲れが取れない人や病後の回復が遅いといった人々に対して人気のあるハーブです。

一般の方はもちろん、運動選手やパイロット、山岳救助隊と言った過酷な労働環境に身をおいている人々の集中力向上や疲労回復を目的として利用しているハーブで、続けて使用することで免疫機能の向上も期待できます。

小児への使用及びカフェインと一緒に摂取することが禁忌です。また、1回の使用で3週間以上の使用することも禁止で、3週間経ったら2週間のブランクを空けてから服用します。

ブレンドの一例

単品でも利用できる他、慢性疲労症候群(CFS)や病後の回復にはアシュワガンダやオートと言ったハーブと一緒に利用する他、感染症予防にはエキナセアと一緒に摂取するのもオススメです。

エネルギーとしての働き

ハーブが口に入った瞬間、ぐっと力強く身体を抱擁されるような感覚を覚えます。お腹に力が入り、足腰がしっかりと大地を踏みしめるような安定感をもたらします。肩から手足にかけてスパイラルを描くように全身にパワフルなエネルギーがみなぎり、細胞全体が生き生きとしてきます。まるで軽い運動をしたような爽やかさが感じられることでしょう。

栽培

栽培品種で、先程も書きましたが耐寒性に優れています。日向または半日陰な水はけの良い湿った土地を好み、繁殖の際には秋に種をまきましょう。(種子を保存する際には層積法で保管するのが良いです。)または夏の終りに挿し根をするか、15~30cmの挿し木を秋に行います。収穫は秋に根を深く掘り上げ、そのまま乾燥させるか皮をはぎましょう。根も皮も煎じ薬、粉末、お茶、チンキに加工します。

あとがき

今回はシベリアジンセンについて解説をしました。

ストレス社会と呼ばれている私達現代人にとってまさに救世主のようなハーブでした。ハーブショップで取り扱っていることがあるほか、サプリメントとしても販売されているので日々の疲れを少しでも軽くしたいという方は是非試してみてはいかがでしょうか?

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今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

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