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ハーブ解説 Part405

今回は私達の食卓にあがるハスをハーブの視点でご紹介。

ハス
Nelumbo
概要

水性の多年草で2種類のみが存在し、アジアからオーストラリアの温暖な地域に広く分布。

大きな丸い葉と盃状の花が美しいため熱帯地域の池で世界的に栽培されている。

インド、中国、エジプトの古代文明で尊ばれており、中国漢方では伝統的に種子を利用し、AD500年代の処方書に記述があります。

ヒンドゥー教とハス

創造神ブラーマンに捧げられ、ハスの宝石として崇められています。

仏教では仏様が最初にハスに乗って登場したと伝えられ、伝統的に蓮華座の姿で描写されることが多いです。

ハス
Nelumbo
生態

盾状の葉は直径80cmになり、青みがかった灰白色。根茎は太く、根菜として食べられている。余談ですがレンコンは茨城が有名なんですって。

特に目を引くのが花で、香り高くピンク色の鮮やかな色をしています。

蜂の巣状の花托に実をつけ、蓮の実が数珠にも使われることがある。

ハス
Nelumbo
各種利用法

すべての部位が利用可能で中国漢方ではそれぞれ名前がついている。

・葉    ⇒荷葉 he ye
・根茎   ⇒oujie
・種子   ⇒蓮子 lian zi
・葉の茎  ⇒蓮梗 lian geng
・花の雄しべ⇒蓮鬚 lian xu
・幼芽&幼根⇒蓮子心 lian zi xin

根茎だけはちょっと漢字が読めなかったので読み方だけを記載。申し訳ありません。

ハス
Nelumbo
薬効

収斂、冷却性のハーブで止血血圧降下解熱作用があり、心臓の活力を鎮め、脾臓腎臓活力を高めてくれます

次の部位を諸症状に合わせて内服が可能です。

根茎

・出血
・鼻血
・月経過多

幼芽&幼根

・不眠
・高血圧
・落ち着きの無さ

種子

・下痢
・不眠
・動悸
・食欲不振

雄しべ

・頻尿
・早漏

花の茎

・胃潰瘍
・月経過多
・産後の出血

アーユルヴェーダでは主に出血性疾患の冷却治療、心臓と生殖器官の強壮剤に根茎と種子が用いられます。

ハス
Nelumbo
栽培&収穫

栽培

日当たりの良い、深さ60cm以上の水中を好む。また温室などの屋内でも栽培が可能で、湿った培養土の入ったつぼでもOK。

最低気温は1~7度で繁殖は春。温室屋内で種を蒔くか、株分けで増やします。条件が揃うとはびこる可能性が。

収穫

・葉と葉の茎⇒夏と秋
・根茎   ⇒秋と冬
・おしべ  ⇒夏の初めから盛り
・種子&花托⇒夏の盛りから終わり
・幼芽&幼根⇒種子から発芽したものを採取。

それぞれ収穫時期は異なりますが、どの部分も乾燥させて粉末にすることができますよ。

ハス
Nelumbo
まとめ

夏に咲かせる仏教と密接に関わる花で食用はもちろん、薬効にも優れている。

遡ること古代エジプトやインドでは大変貴重な花として珍重されていた。

部位ごとに名前が異なり、薬効も変わってくるので対応した症状に使うようにしましょう。

 

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