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ハーブ解説 Part100

今回解説するハーブは、街路樹によく使われるニワウルシという木です。

特徴

高さ1mまで成長し、銀色がかった葉を付けます。雌雄異株で雌木には暗紅色のプロペラがついた実が房なりに実ります。

成長の早い落葉樹で、元は中国が原産です。1751年にヨーロッパへ伝わり、大気汚染に耐性を持つのが特徴です。

非常に苦く、その苦さは吐き気を容易に催すほどですが、最近の研究で、抗マラリアや抗新生物(抗腫瘍)作用があることが判明しました。

フランスでは、布地のシルクシャンタンの原料である蚕の飼料として利用されています。

各種利用法

薬効

収斂性のハーブで、解熱、鎮痙、心拍低下作用に加え、マラリアや喘息、動悸、下痢、赤痢、内痔核やサナダムシの駆虫に内服することができます。

栽培

寒さに強く、日向か半日陰の環境を好みます。土は水はけがよく脆い土が適しています。繁殖には種子をまくか根ざしにをしましょう。低木にする場合は春に短く切り詰めると良いでしょう。

樹皮を剥がして乾燥させ、煎じ薬かチンキ剤に加工しましょう。

学名:airanthu

読み方:アイランス

意味:アンボイナ語で神の木を意味するailantoに由来します。

あとがき

今回はニワウルシについて解説しました。

ウルシなので皮膚に触れるとかぶれてしまうので、扱う場合には十分気をつけましょう。

今回も短いですがここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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