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ハーブ解説 Part99

今回解説するハーブは、香料として利用されることの多いモックライムという芳香植物です。

特徴

主にアジアと太平洋の島々に分布しており、常緑高木と低木の250種類が存在しています。

花は素晴らしい香りがあり、ドライでも香りが持続するのが特徴です。

熱帯では垣根に使われ、オレンジジャスミンの代わりに植えられることもあります。

品種によっては大きな果実を付け、地元では料理に使われるほか、薬効がある品種もあり、インドネシアでは熱病とハンセン病の治療にも使われることもあります。

各種利用法

薬用

解熱作用があり、発熱やけいれん性の病気、更年期障害に内服することができます。

栽培

亜熱帯地域が原産なため寒さに弱く、15~18℃の気温を維持しましょう。日向及び半日陰で水捌けの良い肥沃で保湿性の高い土壌と、暖かく湿気の多い環境を好みます。

収穫は成長期に摘み、ドライかフレッシュで煎じ薬にしましょう。花は開いたら摘み、成分抽出液や香りの製品に加工しましょう。

実用

中国茶と合わせる他、線香やポットポプリといったものに加工できます。

あとがき

今回はモックライムについて解説しました。

生け垣に使うとそれ以外には使いみちがないと思われる植物も、実は用途がたくさんあったということもあるので、気になった植物を掘り下げて調べてみてはいかがでしょうか?

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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