香りの逸話と歴史

スターアニス

今回はモクレン科で常緑樹のスパイスである、スターアニスについて解説していきます。

スターアニス
概要

学名:Illicum verum
和名:トウシキミ、ダイウイキョウ
英名:Star anise
仏名:anis de la China

キャラウェイに似た香りと大きさのため、漢字では大茴香と書く。

果実はアニスに似た香りがし、茶色く木質化して星型に広がることから“スターアニス”という俗称がついた。

ほかにも、舟型の袋果が6~8個並ぶ様子から、“八角”とも呼ばれる。

日本には仏教の伝来と同時に伝わっており、香材料として利用として古くから利用されていた。

五香粉 ウーシャンフェン

中国やベトナムなどで利用されるミックススパイスで、アニスの代用のほか、食品の風味付けに使われる事が多い。

中国料理では、豚肉や鶏肉を使った料理によく用いられる。中国風豚の角煮では、このスパイスを丸ごと加えて煮込む。

爽やかな辛味と、独特な香りが、豚肉の臭みを消して美味しくしてくれる。また、漢方胃腸薬などの薬剤に加えられることも。

産地と製法

主に中国及び、インドシナ半島北部で栽培。

樹齢6年を過ぎると実をつけ始め、以後100年にわたって実を結ぶと言われる。

収穫量も多く、一本の木から果実23キロほど収穫でき、さらに精油含有率が2~3%と多い。

精油は生、または乾燥した果実を水蒸気蒸留して得られ、乾燥した果実からはなんと8~9%の集油率がある。

香気成分

主にtrans anetholeで、約88%も含まれる。ピリッとした鋭さと甘さが合わさった香り。

香料の用途

この精油には、消化促進、去痰、口臭を防ぐなどの作用もあることから、胃腸薬、咳止め、のど飴など、医薬品の香味料として使われる。

様々な食品の香料として使われ、特にフランス、ドイツ、イタリアなどで、アルコール飲料などの香り付けに利用される。

フランスのリキュール、“アニゼット”の主成分でもあるのでっせ。

また、歯磨き粉の香料としては欠かせない。

さらに化粧品や石鹸、香水にも使われ、その優れた防臭作用から、ルームスプレーなど、悪臭のマスキングに加えられる。

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