Part1~Part13

ハーブ解説 Part06

今回は名前を聞いてもピンとこないですが、見れば納得するカレンデュラの解説をします。

主な作用と成分

カレンデュリン

カレンデュラに含まれる、傷ついた皮膚を治す創傷治癒作用があります。

苦味質

その名前の通り、口に含むと苦い成分のことで、アルカロイドやフェノール化合物などの成分がこれに該当します。しかし、この苦味が消化液や胆汁の分泌を促して、消化管の機能を活発にします。

サポニン

この成分は配糖体という形で存在していて、糖とそれ以外がくっついている物質を指し、古代ギリシャ語の石鹸を意味する「Sapo」が語源です

水面に入れると持続性の泡ができ(界面活性作用)、咳を鎮めたり、炎症を抑えたりする作用があります。

使用上の注意

キク科アレルギーの人は使用しない。

特徴

高さ50センチほどの明るいオレンジ色の花をつけるハーブで、日本では仏花や花壇の花として親しまれています。

各種利用法

料理

料理の色付けでサフランの代わりに使えるほか、サラダに花をちぎって散らせば見栄えも良くなります。

健康

このハーブは、傷ついた皮膚を治す作用があるほか、ビタミンAやサポニンといった成分を含み、炎症を和らげたり、咳を鎮めたりする効果があります。また、万能軟膏の異名があり、一つ作って置くと、ちょっとした傷やかゆみなどに使えます。

歴史

古代ギリシャ、ローマ時代では食品、染料、化粧品など、様々な使われ方をされ、当時の人々は、「家に幸せを運ぶ花」として婚礼の席に飾ったそうです。

インドでも古くからカレンデュラを崇め、寺院の祭壇や神殿に飾っていました。主な理由として、その黄金色の花には守護の力が宿っているとされたからです。

メディチ家の家紋

16~17世紀フランスの王妃、マリー・ド・メディシスはこの花を気に入り、自身の紋章としました。

その他の品種

 

フレンチ・マリーゴールド

  • フランス原産の観賞用品種。フランスから世界に広がったためこの名前が付きました。

学名:Calemdula offichinalis

Calendula

月の初めという意味です。

offichinalis

薬用のという意味になります。

あとがき

今回はあまり聞きなれないですが見れば納得するハーブ、カレンデュラについて紹介しました。かすり傷や軽い不調に効くハーブですので、このハーブを使った軟膏などを手作りしてみてはいかがでしょうか。

参考文献

  • ハーブのすべてが分かる辞典 ジャパンハーブソサエティー ナツメ社
  • ハーブティー辞典 佐々木薫 池田書店
  • ハーバリストのための薬用科学 アンドリュー・ペンゲリー フレグランス・ジャーナル社
  • ハーブの歴史百科 キャロライン・ホームズ 原書房
  • ハーブの歴史 ゲイリー・アレン 原書房
  • ハーブと精油の基本事典 林真一郎 池田書店
  • 英国流メディカルハーブ リエコ・大島・バークレー 説話社
  • New Herbal ハーブ大全 リチャードメイビー 小学館

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