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ハーブ解説 Part38

今回は好きな人は大好きなニンニクについて解説していきたいと思います。

特徴

独特な刺激臭のする植物で、紀元前から栽培されていた植物の一種です。

高さは60cmほどになる多年草で、葉は灰白色を帯びた緑色で、地中で育つ球根部分は鱗片と呼ばれ、薄い膜に包まれて数個ついているのが特徴です。

花は種子を結ばず、花の中にできる小さな苗が地面に落ちて繁殖するという、ちょっと変わった繁殖方法を取ります。

学名:Allium Sativum

Alliumは古いラテン語で、臭いと表し、Sativumは栽培されたという意味です。合わせて臭い栽培された植物ということとなり、学名で臭いと明言しているあたり意外と潔いと感じますね。

歴史

エジプトや中国、インドでは有史以前から栽培され、古代エジプト時代から栽培されていたことが判明しています。

ニンニクは数千年に渡り、魔女や怨霊、悪霊の類から身を守る魔除けとしても利用され、鱗茎を輪にして家畜や子供の首にかけたり、家の戸口に吊るすといった風習がありました。

古代エジプト時代

紀元前2500年頃から利用されていて、ピラミッドを建設に携わった奴隷たちには、玉ねぎとニンニクが食料として供給されていました。更に当時はエジプトの神官が神への供物として捧げていたことや、神聖視されて「にんにくにかけて」という宣誓があったほど崇拝され、貴重なものでした。

ピラミッドを作る奴隷たちにも配給していたことから、意外と福利厚生はしっかりしていたのかもしれませんね。

ギリシャ神話

英雄オデュッセウス以外の仲間は魔女キルケーにより豚に変えられてしまいましたが、運良く変えられなかったのは、ニンニクのおかげという説があります。

イスラムの伝承

大魔王が人類を堕落させてエデンの園を去る時、左足の足跡からニンニクが、右の足跡から玉ねぎが生えたという伝承があります。

日本

日本には朝鮮半島を経て、奈良時代以前にもたらされていたといいます。日本でも、邪気を払うために、戸口に吊るすという風習がありました。

英名ガーリックの語源

「槍」を意味するアングロサクソン語のgarと「ポロネギ」を意味するleacに由来しています。

20世紀頃

20世紀後半には人々の外国旅行者が増加したことから、より他の国への料理に対して関心が高まりました。ヨーロッパやアメリカの南北の移住は、地中海やアジアの食材、そしてガーリックの消費増大に繋がりました。

今日、ガーリックはアメリカのアラスカ州以外の全土で栽培されており、特にカリフォルニア州のギルロイ市は「世界のガーリックの都」と言われています。

ニンニク祭り

先述したカリフォルニア以外にも、イギリスワイト島でも同様に品種改良や生産が盛んで、毎年8月にはニンニク祭りというものを催しています。

各種利用法

料理

鱗茎だけに目が行きがちですが、葉や茎は炒め物に利用することができます。

鱗茎はすりおろしたり、刻んだり、調味料として利用しましょう。また、魚や肉類の匂いを消すのにも有効で、様々な料理に活用できます。

薬用

アメリカ ジョージ・ワシントン大学の研究

血液凝固を減少させる働きがあり、心臓血管病に有効であると報告。

分かりやすく説明すると血液をサラサラにして心臓病のリスクを減らせることが分かったということです。

インドの研究

ガーリックを食せば血中のコレステロールや他の脂肪が著しく現象することが示されました。正しい生活習慣にニンニクをプラスすれば、ダイエット効果がありそうですね。

あとがき

今回はニンニクについて解説しました。

古くから栽培されているのは知識では知っていましたが、まさかエジプト時代の頃には既に栽培されていたり、後の研究で健康に良いことが分かってきたなど、人の歴史を紐解くとそこにはハーブも関係していると知ることができました。

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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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