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ハーブ解説 Part90

今回解説するハーブは、ギリシャ神話の医療を司る神様の名前を冠したアスクレピオスというガガイモ科の植物です。

主な成分:強心配糖体

アスクレピアジンというこのハーブに含まれる配糖体は、主に呼吸器系の症状に効果が期待できます。

特徴

高さ60cmまで成長する一年草。さやが裂けると中から種子の一部の毛が出てきます。そのため和名ではヤナギトウワタという名前が付きます。

各種利用法

薬効

薬用として使用するのは根で、強力な発汗作用に加え、呼吸器障害にも利用されるこのハーブは、インフルエンザや気管支炎、喘息といった症状に活躍します。また、去痰作用にも優れ、痰がからむ咳の風邪にも有効です。

加工

乾燥させたものをアルコールに漬けてチンキ剤にしたり、煎じ薬や軟膏に加工して外用薬を作るのもオススメです。

歴史

ハーブの薬効が科学的に判明する1000年ほど前から、北米のインディアンたちは、この薬効を知っており、命を救うほどの力があることから、ギリシャ神話の神様の名前が付けられました。

あとがき

今回はアスクレピオスについて解説しました。

現代でも様々なハーブが使われていますが、ローズマリーやミントといったメジャーなハーブはもちろん、今回のようなあまり知られていないハーブにも当然ながら様々な薬効があり、症状に合わせて自身で治すことができる可能性を秘めているため、この記事をみて、少しでもハーブに興味を持って頂ければ幸いです。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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