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ハーブ解説 Part146

今回解説するのは,かつてはリナロールの抽出元であったブルセラというハーブです。

Bursera Grabriforia

熱帯アメリカが原産で約50種類の落葉樹と低木からなり、多くの種には精油成分のリナロールが含まれているのが特徴で、かつてはマヤ文明のお香に使われました。

 

非耐寒性の落葉樹で高さ5~6m、広がりは3m程で、枝の先端に羽状の葉を付けます。白い房咲きの花は長さ1cm位で雨季の初めに咲き出し、後に卵型の実を結びます。

各種利用法

薬用

苦い芳香、殺菌性のハーブです。装苑、鎮痙作用があり、神経の緊張に内服することができます。また外用としてニキビや外傷、皮膚炎に利用可能です。

実用

精油は香水、食品加工にそのかすかな苦味とライムに似た香りが使われます。

栽培

野生種で耐寒性があります。日向、半日陰で水はけが良く、小石混じりで高湿度の土地を好みます。最低気温は12℃以上を維持しましょう。繁殖は夏の終りに気温が15℃の頃挿し木を行いましょう。

歴史

このハーブは第二次世界大戦後に使用量が増加しました。その理由として、ローズウッドからリナロールを生産していた農園が、アメリカの軍需用ゴム栽培に変わったためです。

ブルセラ
まとめ

今回はブルセラの2種類について解説しました。

ブルセラは別名リナロールと呼ばれ、その名前の通りリナロールが取れました。そのため、香水や化粧品に使われることは容易に想像ができ、いつの時代もいい香りには人が注目するということも伺えますね。

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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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