ハーブ一覧

ハーブ解説 Part183

今回紹介するハーブは、艶やかな花と美しいフォルムで園芸では人気のあるクレマチスです。

Clematis

約230種が存在し、耐寒、落葉、蔓、木性など色々なタイプが存在するハーブで、殆どの機構でも耐える事のできる強さを持ち合わせています。多くの品種が美しい花と魅力的な葉のために、園芸目的で栽培されています。

このハーブにはグリコシドが含まれ、焼け付くような味と火膨れを引き起こす作用があるため薬用として利用できるのはClematis recta(クレマチス・レクタ)、Clematis vitalba(クレマチス・ウィタルバ)などのごく僅かな種類だけです。また後者はフランス語でherba aux gueux(エルブ・オン・グレー 物乞い草)と呼ばれており、かつて乞食たちが皮膚のただれを作るのに利用した事に由来します。

クレマチス レクタ
クレマチス ウィタルバ

Clematis chinensis

つるを伸ばしてよじ登る性質を持つ落葉性の植物で、耐寒性は-15℃まで耐えられるという中々にガッツのあるハーブです。高さと広がりは約8mまで成長し、茎にはうねった模様があり、羽状に別れた8cm程の葉には5枚の卵型からハート型の小さな葉が付きます。

白い花は直径2cm秋頃、円錐花序に咲きます。主に中国の中央部及び西部の開けた林、生け垣や藪などで見ることが出来ます。

各種利用法

利用部位:根

薬用

刺激、加温性のハーブです。鎮痛、鎮静、利尿、解熱、鎮痙作用があり、リューマチと関節炎にはワインを入れて飲むことが多いようです。米酢で煎じたものは喉に刺さった魚の骨を溶かす伝統薬でもあります。

栽培

園芸用品種です。耐寒性があり、日向で水はけの良い中性からアルカリ性の土壌を好みます。繁殖は秋頃に種子をまくか、初夏に半熟枝挿しを行いましょう。

手入れは花が終わったら茎を取り除き、若枝を切り戻します。気をつける病害虫はうどんこ病やクレマチス立ち枯れ病などです。

歴史

この植物が初めて書物に登場したのは、1000年以上前の中国漢方書です。またオーストラリアの先住民アボリジニは風邪や頭痛に使用していました。

バッチフラワーレメディー

先程紹介したClematis vitalbaはバッチフラワーレメディーでも使われ、主に無気力で現実を生きていないような人の為のレメディーとして活躍します。

エドワード・バッチ著作集 頁62

夢見がちで、ぼんやりしていて、十分に意識が冷めていないような人に。生きることに強い関心がありません。物静かで現状を楽しめず、現在よりも未来ー理想が実現するかもしれない、もっと幸せになれるかもしれない希望ーに、生きています。中には病気の時に、よくなる努力を全く、あるいはほとんどしない人もいます。より良い時を願って死を楽しみに待つことさえあります。このような人は、亡くなった愛する人にまた会えるのを楽しみにしているのかもしれません。

エドワード・バッチ著作集 頁93、94

眠たげで、ぼんやりしていて、無気力と言った状態に立ち向かうために。患者が何に対しても興味をなくしている時に。回復する努力をしない時に。起こることに無関心で、何事にも熱意が全く無い時に。彼らは人の話を半分しか聞いていません。たいていは空想にふけっていて心ここにあらずの状態で、現実に関心がなく、自分の思考の中に生きています。おそらく亡くした人のこと、あるいはかなえる努力をしていない念願の夢のことを考えすぎているのでしょう。今の状態に満足していて、現実の世界に十分目覚めておらず、理想の夢の中で幸せなようです。概して物静かで、穏やかな人ですが、生きることそのものにあまり喜びを見出しておらず、今を十分に生きていません。通常、失神はクレマチスに適応しています。意識のない場合は、レメディーを患者の唇に湿らすだけで十分効果があります。

あとがき

今回はクレマチスについて紹介をしました。

鮮やかな花を咲かせますが強力な作用があるというギャップの激しさが中々印象に残ったハーブでした。外見が綺麗だからといって中身までも美しいとは限らないということを感じさせる植物でした。

Twitter開設したので、この記事が役立ったと思った方は、いいねやフォローして下さると嬉しいです。⇒@kemu26559875

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

参考文献リスト

・ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
・ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
・ハーブ大百科 デニ・バウン 誠文堂新光社
・エッセンシャルオイルデクレファレンス 第6版
・エドワード・バッチ著作集 BABジャパン エドワード・バッチ

ABOUT ME
Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。