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ハーブ解説 Part258

はじめのご挨拶

みなさんこんにちは。

今日もハーブの情報屋にお越し下さりありがとうございます。今回紹介するハーブは「カキドオシ」というハーブです。

あまり聞き馴染みのないハーブですが実は日本に古くから自生していて薬草として利用されているのです。

恥ずかしながら私もこのハーブの名前は知ってはいましたが「柿ともなんの縁もないのに変な名前だな」程度にしか思っていませんでした。

流石にあり得ませんが数あるブログからここに来てくれた貴方に限って読まないなんてことはないと思います。仮に読まなかったらこのハーブについて知ることは出来ませんので悪しからず。

さらに今回取り上げるにあたって調べた結果、非常に興味深い事がわかりましたので最後までゆっくりと読んで下さい。

それではまずこのハーブの生態について紹介します。

カキドオシの生態

学名をGlechoma hederacea(グレコマ・ヘデラセア)といい、Glechomaはかつて存在したglechonというハッカの仲間にちなんでいます。hederaseaはキヅタ属に似たという意味です。

和名は長さが2~4mと大型になり、垣根を超えて成長する様子からカキドオシの名前が付きました。また葉の形が丸く銭のような形から「連銭草(レンセンソウ)」の別名もあります。

ユーラシア大陸に約6種類が存在し、草地や雑木林で見ることのできます。雑草扱いですが花壇の縁取りやハンギングバスケット用にネプタと呼ばれて販売されているほか、潅木や生け垣のグラウンドカバーとしても優秀です。

地面を這うように成長する匍匐性の多年草で、香りの良い丸みを帯びた葉が特徴です。春と夏に筒状でくすんだブルーの花を咲かせます。

次にカキドオシの利用法について解説をします。

カキドオシの利用法

薬効

利用部位:全体

主な作用は収れん。つまり緩んだ組織を引き締める香り良いハーブです。他にも気管支、消化器、泌尿器系の強壮、利尿、去痰作用があります。

具体的な症状としてはカタル、副鼻腔炎、耳の感染症、胃炎、膀胱炎に内服することが出来ます。外用では口内の炎症や内痔核に有効です。体内の脂肪や胆石を溶解するとされる働きもあります。

日本では子供の夜泣きやひきつけなどに利用されていたことから『疳取草』と呼ばれていました。

料理

天ぷらにするほか若い芽をゆでてあくぬきし、おひたしなどで食べるのもいいです。

ハーブティー

地上部を細かく刻んで陰干しで完全に乾燥させてティーにします。

お待たせしました。今日の本題である興味深いことについて紹介します。

歴史

結論から言うと、現在も多くの人が飲んでいるあのアルコール飲料ビールの香料として使われていたことがわかりました。

このカキドオシは16世紀までは酒の醸造に欠かせないもので”エイルフーフ”と呼ばれていましたが、ホップにとって変わられることになりました。

余談ですがフランスでは”ジル・ティー”として咳止めに飲まれておりジルはフランス語で「発酵させる。」つまるところビールに由来しています。

まとめ

  • 垣根を超えて成長する様子からカキドオシ
  • 日本では和漢方として古くから使われている
  • かつてはビールの香料に欠かせないものだった

あとがき

今回の記事はいかがだったでしょうか?

カキドオシというハーブは古くから日本でも使われている優秀なハーブであることがわかってくれたと思います。

他にもヨーロッパにある西洋カキドオシも熱病や咳の薬として利用されていました。

それでは今回の記事はここまでとなります。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

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