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ハーブ解説 Part351

アピウム

特徴

アピウムと聞くと聞き慣れないでしょうが、セロリのことです。

高さ30cm~1mまで成長する二年草で、羽のような葉と太く筋張った茎、そして好き嫌いが分かれる独特な香りが特徴です。

可愛らしい緑白色の花を咲かせます。

各種利用法

利用部位:全草・根・種子

料理

私達が普段口にしているセロリは、地中海原産の品種を何度も品種改良したものですが、野生種は多量に食すと毒なため、料理にはあまり使われません。

種子は香辛料として使われることがあり、スープやカレーに加えられることがあります。

薬用

苦い芳香性のハーブで、血糖値の降下、子宮刺激、消化機能改善、利尿、抗炎症作用があります。また、最近の研究で鎮静、催淫効果があることが分かりました。

変形関節炎、リューマチ性関節炎、痛風、尿道炎に内服することができ、外用としてオイルが真菌感染症や腫れ物に使われることがあります。

インドの伝統医学、アーユルヴェーダではセロリの種子が使われ、喘息、気管支炎、しゃっくりに使われるほか、神経を刺激する強壮剤として内服することがあります。

妊娠中の仕様は禁忌です。種子には強力な利尿作用があるので、大量に使うのは控えましょう。

栽培

園芸品種で耐寒性です。日向及び半日陰の保護された土壌を好みます。繁殖は春の気温13~16℃頃に種をまきましょう。

病害虫は品種改良によりそこそこ耐性がありますが、ナメクジ、セロリバエ、セロリ斑点病、モザイクウィルスなどが付く場合があります。

温暖な気候を好み、強い霜に当たると傷んでしまうことがあるので、温度管理には気をつけましょう。

歴史

最初にセロリを食べたのは古代ローマ人で、その後17世紀に入り、イタリア人によって栽培されるようになった結果、軟白栽培が考案され、世界に広がりました。

学名:Apium graveolens

読み方:アピウム・グラウェオレンス

apium

古代ケルト語の水を意味するaponを語源とするラテン語が語源です。

graveolens

強い香りという意味です。

まとめ

セロリは古代の時代から何度も品種改良されて食べやすいようにした先人の努力が垣間見えるハーブ。

地上部はもちろんサラダとして食され、種子は利尿作用が非常に強いため、余分な水分を取り除きたいときにどうぞ。

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