香りにまつわるお話

アメリカ香水の歴史

今回はアメリカ香水の歴史についてお話します。

フランスの香水

高級香水の起源フランスでもあるフランス。20世紀前半の香水の市場釈明期では
・シャネル
・ゲラン
・バトウ
・ウォルト
などのフランスオートクチュールのクチュリエ達がリードしていました。

香水そのものはもちろん、パッケージにも凝ったものはドレスを買うに比べると安かったにしろまだまだ贅沢品でした。

アメリカ香水の
礎を作った美容家たち

多くの女性が魅力的になるようにと願いを込めてスキンケア、メイクアップ、ボディケア、そしてフレグランス商品を作り出した女性美容家達。

アメリカ香水の歴史に名を残した女性美容家は
エステー・ローダー
エリザベス・アーデン
ヘレナ・ルビンシュタイン

彼女たちはフランスのデリケートで伝統的なスタイルに反してエネルギッシュで大胆、そして残香性の高い香調のものが多かった。

まさにアメリカの国民性を表しており、さらに70年代になるとアメリカ香水独特のトレンドが見えてきます。

ライフスタイル
フレグランスの隆盛:70年代

70年代にアメリカ香水のマス市場を占めたのは次のメーカーでした。

1位
ブランド:Charlie
メーカー:発売年 Revlon:1973
コンセプト:開放

2位
ブランド:Jontue
メーカー:発売年 Revlon:1975
コンセプト:官能

3位
ブランド:Cachet
メーカー:発売年
Machabelli:1970
コンセプト:個性

チャーリーの香水広告はパンツスーツの姿な女性が物怖じせず笑いながら闊歩するというイメージ。

香水は特別なときに使われる贅沢品であるという概念をぶち壊した革命的なマーケティングだったのです。

その当時米国では女性が仕事を持ち、経験と責任、男性に対する考え方が大きく変わる転換期でした。

そのため女性が積極的に自己を表現し、個性的になりつつある社会に対してフレグランスのスタイルが変わるのは自然なことだと言えますね。

一つの香りにとらわれずに生活の場面やムード、特定の人に合わせるフレグランスをTPOに応じて使い分けるようになりました。

あるときは“官能”、またあるときは“解放”をテーマにフレグランスを開発し、アメリカ市場に提供したのです。

成功の裏にあった
マーケティング

フレグランスが成功した背景にはレブロン社による革新的で綿密な企業戦略に裏打ちされているのです。

いち早くマーケティング・リサーチ部門を作り、変化しつつある消費者の心理的欲求を素早く把握した。

その後に大掛かりなPR作戦を進めた。これは従来のオートクチュール型とは異なるマスマーケットの導入となりました。

このマーケティング展開によって、フレグランスにおいて大きな伸長に繋がったことがアメリカの市場で実証されました。

デザイナー香水の変化

1968年にノレルが販売されてアメリカ香水は新しい時代を迎えました。デザイナー香水の誕生です。

それ以降数多くのデザイナーの名を冠した香水が発売され、ヨーロッパのデザイナーとこの利益性の高い市場を二分することになりました。

代表的なのは
・オスカー・デ・ラ・レンタ
・ホルストン
・カルバン・クライン
・ラルフ・ローレン
・ダナ・キャラン

彼らの作り出したデザイナー香水は、現在も市場を賑わせています。自分の意識で様々なデザイナー、ブランドを組み合わせることで自身の個性を表現する。

これは現代の考え方に非常に近く、デザイナー香水も組み合わせアイテムとして重要視されていました。

ライフスタイルの変化

日々トレンドやライフスタイルは変わる。それをデザイナーは敏感に感じ取って作り出す。

例えばカルバン・クラインの作った“ck one (1994)”や“ck be(1996)”と呼ばれるシェアフレグランス

これは男女で同じものを分け合うがコンセプトで、ファッションスタイルに男女の差がなくなりつつある。

フレグランス然り男性用、女性用の垣根を超えて使われているのです。

デザイナー香水の変化

オスカー・デ・ラレンタ、ホルストン、ビル・ブラスといった高級プレタ・ポルテのブランドフレグランスから、カジュアルブランドが主流になりつつある。

ラルフ・ローレン、トミー・フィルフィガー、ギャップ、バナナ・リパブリックなどのブランド進出が著しいです。

自分のために付ける香り

フレグランスをつける目的として
1.自身を魅力的に
2.異性を引きつける
3.体臭を防ぐ
4.自信を与える

更に最近では自分のためにつけるという人が増えてきている。

ハッピー happy
クリニーク 1997

プレジャーズ Plesures
エステー・ローダー 1995

ハッピーハート Happy heart
クリニーク 2003

エスケープ Escape
カルバン・クライン 1991

これらは瑞々しいトランスパレント・フローラルな香りなので心身ともに高揚して幸福感を感じさせるエモい香水となっているのです。

フランス伝統のJoyという香水もありますが、こちらは効果な天然香料をふんだんに使っているので割愛。

さらにグリーンノートやアクアティック・マリンノートを配合したフレグランスも人気。

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@けむさん
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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