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ハーブ解説 Part50

今回解説するのは、お酒の名前の由来にもなった、ジュニパーについて解説します。

Junipers communis

読み方:ジュニパレス・コムニス

Juniperはジュニパーベリーのラテン語名で、communisは普通のという意味になり、合わせると普通のジュニパーベリーということになります。

特徴

高さ10~15mに成長する針葉樹の仲間で、雌雄異株。簡単にいえば雄花と雌花で分かれる植物で、イチョウなどが挙げられます。雄花は黄色、雌花は緑色をしています。

お酒の香り付けにジュニパーの実が使われたため、「ジン」という名前が付きました。また、ジュニパーから作った木炭を粉にして、火薬にすることも可能です。

ジュニパーベリーを食べる野うさぎには、肉にジュニパーベリーの風味が感じられるとして、その名残で今日でもうさぎ料理にはこの果実がスパイスとして使われています。

日本にも同じような品種が自生し、ネズミサシと呼ばれ、関東以西、四国、九州などに生息しています。古くから薬草やスパイスとしても利用され、実がなるまでに2~3年かかります。

歴史

紀元前1500年頃のエジプトの医学書、エーデルスパピルスに登場しており、様々な病気に効く万能薬人しての記録が残っています。

ヨーロッパでは魔除けの力を秘めた植物と信じられ、ジュニパーの小枝を燃やすと邪悪な病気から守ってくれるとされたほか、寺院などでは儀式のために使われていました。

各種利用法

調理

様々なリキュールの香り付けに利用されるほか、肉、魚料理やジビエ料理などにも使われます。

健康

精油は抗菌力が高く、気管支炎などの呼吸器疾患に利用されます。また、体内の滞ったものを洗い流す働きにも優れ、リウマチ、関節炎、筋肉痛などといった痛みを和らげる効果が期待できます。

芳香浴でこの精油を使えば、森林浴と同じような作用もあります。

栽培

  • 日当たりが良ければどこでも育つ丈夫な木ですが、石灰質の多い土を好みます。
  • 栽培時期は春で、種から育てられますが、挿し木で増やすこともできるのです。
  • かなりの湿気を好みますが、一旦根付けばどんどん増えます。

あとがき

今回はジュニパーベリーについて解説しました。

ジンを飲んでいるときに由来を話せば飲み会の席で知識を披露することができるので、覚えておいて損はないと思います。

今回の記事はここまでとなります。またの記事でお会いしましょう。

 

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