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ハーブ解説 Part85

今回解説するのは、うつむくように紫色の美しい花を咲かせるパルサティラというハーブについてです。

主な作用

このハーブは主に配糖体のラヌクリンという有毒な成分を含みますが、使い方によっては薬になり、主に女性特有の症状に働きかけるハーブとなります。

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特徴

約30cmほどまで成長するハーブで、紫色の花にビロード状の毛が生えているのが特徴的です。

花が咲くのは4月頃で、復活祭の頃に咲くとして、別名「パスクフラワー」という名前があります。

各種利用法

薬用

女性の月経トラブルに活躍するハーブで、無月経や月経不順に悩む人にオススメです。また、痛み全般にも効果が期待でき、生理痛や歯痛、頭痛や卵巣の痛みに加え、男女ともに生殖器の痛みにも使われています。

精神的に傷つきやすく、涙もろい状態や気落ちしてしまった心の状態を優しく整えてくれる効果が期待できます。

ホメオパシーという療法に使われることもあり、涙目に効く、「プルサティラ」というレメディーの原料となっています。

生の状態だと有毒なため、使用する場合は完全に乾燥させた状態で使用しましょう。

ブレンドの一例

不眠

パラサティラ×パッションフラワーレモンバームスカルキャップ

歴史

ギリシャの博物学者ディオスコリデスは、眼の炎症に対し使用を勧めており、後のイギリスを代表するハーバリストジョン・ジェラードやニコラス・カルペパーも同様に勧めていることから、古くから催涙に対して効果が期待できることが伺えますね。

ギリシア神話とパルサティラ

このハーブはギリシア神話に登場する美の女神、アフロディーテの涙から出現されたという逸話があります。

あとがき

今回はパルサティラについて簡単に解説しました。

このハーブに限らず、毒を持つものは使い方によっては薬になりますが、その逆も然りです。なので、ハーブを扱うときは薬を扱うのと同じように扱うように心がけましょう。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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