香りの逸話と歴史

順応

今回は同じ匂いをかぎ続けると慣れてしまう「順応」というメカニズムについてお話します。

そもそも順応って?

持続的に同じ匂いをかぎ続けるとその匂いに対して感じ方が弱くなってしまうこと。いわゆる鼻が馬鹿になるという現象です。

この順応現象は聴覚や触覚などの感覚でも起こりますが、嗅覚は特に起きやすいのです。

その一例として人は四六時中嗅いでいる自身の体臭をほとんど感じないか、たまに感じる程度。

もう一つの例として徐々にガス漏れが起きていたとき、住人はガスの匂いに気づかずに事故に繋がってしまうことも。

次に順応にも種類があるのでそれについても解説します。

自己順応

最初に書いた順応現象はこちら。つまりある匂いをかぎ続けた場合その匂いに対して慣れてわからなくなってしまうこと。

ちなみにこの自己順応は同じ匂いをかぎ続けた時に起きる現象なため、別の匂いに対しては当初の敏感さを失っていないのが特徴です。

つまりこの現象は選択的嗅覚疲労と混同されることもある。

自己順応を早く治すには?

結論から言うと原因を引き起こす匂いを取り除くこと。そうすれば比較的早く回復する。またこの順応速度や順応度合いは一定ではなく、ニオイ物質によっても変わってくる。

交差順応

もう一つの順応は交叉順応とよばれ、ある匂いをかぐとその匂いだけでなく他の匂いに対して反応が鈍くなること。

具体的な一例としては、匂いの基準となるイソ吉草酸の匂いに順応するとβ-フェニチルアルコールの匂いにも反応することがわかっている。

ちなみのこの交差順応は必ず起きるというわけではなく、全く起こらないことも。

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